スタンドから眺める木漏れ日
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2001年07月10日(火) |
こんなの観たことない!! |
今井雅之さんの舞台「THE WINDS OF GOD」を観に静岡へ行きました。 この舞台は、機会があったらぜひ観ていただきたい! めちゃめちゃ笑えて、めちゃめちゃ泣きそうになってたまらない作品です。 実際には泣いていないんだけど、何だか号泣した後のような感覚が残ったまま浜松へ戻ってきました。 芝居を見に行ってこんな感覚に陥ったのは生まれて初めてです。 舞台に登場した軍服姿の俳優さんを観ながら、私は曾祖父(つまりひぃじいちゃん)の事を思っていました。 あまり詳しく聞いたことはないけれど、彼は軍国主義の時代の中で非戦論を唱えた牧師だったそうです。 そして、その息子である私の祖父は敬虔なキリスト教徒であり、金よりも人を愛した弁護士でした。 職は異なっても、受け継がれた信念はまったく変わることがなかったろうと思います。 同じ血を受け継いだ私は、牧師でもなければ弁護士でもなく、 ただのお気楽なすっとこ大学生(笑)として平和な時代を生きています。 今、自分にできることを考えたときに真っ先に思い浮かぶのは・・・ 生きることの大切さを忘れないことであり、それを未来に伝えていくこと。 そのためには、厳しい時代の中で信念を持って生きた者のことをもっと深く知るべきではないかと考えています。 今井さん、ホントにすごい舞台をありがとう。 この舞台を観ていなければ、私は偉大なるひいじいちゃんを忘れたままだったでしょう。 そしてこの素晴らしい舞台を見るきっかけを作ってくれた晴也さん、 「俺も観に行きます」の一言が、迷っていた私の背中を押してくれました。 心から感謝します。どうもありがとう!
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