日記
indexpastwill


2002年04月23日(火) なんだか・・・

 ちょうど一年前、とってもとっても優しかった彼氏を振って別れたときから、
ずっとずっと寂しかった・・・。
 自分から振ったのに、ずっとずっと後悔してた。
いなくなって気づいた、とてもとても大切な人。
ずっと傍にいてくれた。私が苦しいときも、突然パニックを起こしたときも・・・。
何があってもずっと、傍にいてくれた。いっつも私を一番に考えていてくれた。
だからといって、ほかの事をおろそかにするような人ではなかった。
ただひたすらに、私を大切にしてくれた。
 
 そんなに優しくていい人だったのに、なぜ自分から別れようと思ったのか、
別れてすぐは寂しくて哀しくて、そんなこと考える余裕がなかった。
毎晩、毎晩一人で眠るのが寂しくて、朝方まで起きていた・・・次の日は仕事だというのに。
それまで、自分が部屋で何をしていたのかわからず、マンションに帰ってきても、
ただただ、泣き続ける日々が続いた。
そのうち部屋へ帰るのがつらくなり、会社帰りはいつも、ジムへ通ったり本屋で立ち読みして帰ったり・・・。とにかく二人で過ごしていたこの部屋へ帰ってくるのがつらかった・・・。夜中は眠れないから、毎日掃除・模様替え。
少しでも部屋の中身を変えたかった。部屋の中に、あの頃の二人の姿を見たくなかった。
 食欲もなくなり、毎日コーヒーばかり飲む日々が続いていた。

 苦しかった、寂しかった・・・。けれど、わかっていた。
私が苦しいぶんだけ、寂しいぶんだけ、彼は優しかったのだと・・・。それだけ、幸せな時間を私は過ごしてきていたのだと・・・。
 
 あれから一年。たった一年の間にもいろいろあった。
とにかくこのままではいけないと、やっと少し前向きになり始めたのが、去年の10月ごろ。何かのきっかけで「チャット」というものを知り、鹿児島のコミュニティーサイトを探してまわった。
で、あるサイトのチャットに始めて参加したとき、周りの人々は優しかった。
そのときの私は、まだ別れたことでずっと閉じこもっており、会社ではいろいろあって、誰とも話すことができないような状態になっていた。

 今でもはっきりとおぼえている。
そのチャットに最初に参加したとき、パソコンの前で、涙があふれて止まらなかったことを。
 そのサイトの管理人は、すぐに一緒に遊びに行こうと誘ってくれた。
本当は怖かった。知らない人と会うことも怖かったが、それ以上に、そのときの私は人と接することにもかなり神経過敏になっていた。
 結局、そこの管理人と他のメンバーと一緒に遊びに行った。
すごく楽しかった。あんなに笑ったのはきっと、前の彼氏と別れて以来だった。
半年間私は、ほとんど笑うことなく生活していたから・・・。

 それから半年、そのサイトは閉鎖されてしまったが、私はこのサイトとの出会いのおかげで、一年前に私が彼を振った訳がわかった。
ここで出会った人々と接したことで、精神的にかなり落ち着いてきたのだと思う。
 そう・・・。
私は、温かい幸せを捨ててでも、自分の夢を通したかったのだと・・・。
まだ、私はあそこで落ち着いてしまってはいけないと思ったからだと。
 
 そして、今、自分のサイトを持ち、またカウンセラーの勉強を始めようとしているわたしがいる。

 何が正解か、何が不正解かわからない。
あのときの決断に、全く後悔していないと言ったら嘘になる。
けれど、もう進んできたのだ。あの頃の選択が、仮に間違いだったとしても、
それは自分で決めたこと・・・。
あの時、私以上に、きっと彼の方が傷ついていただろうに。。。
私は、傷つけた彼のためにも、これからの自分の為にも、この選択を「正解」にしなければならない。

 

 「哀しいの。」   「寂しいの。」 
・・・あの頃の、彼の温もりに包まれて甘えていた私はもういないのだ。

 もう誰にも甘えない。もう誰も傷つけたくないから、
必要以上に誰かと距離を縮めようとは思わない。

 私は一人でやってゆく。  

 夢を追いかけてゆく。
 

 ・・・・・・・・そして毎晩、一人で眠るの・・・。






櫻姫 |HomePage

My追加