2003年08月28日(木) |
やっと神が降りてきた。 |
私は、もう絵を描くのが嫌いになったのかもしれない。 だって描いても描いても、進歩がないっていうか…そろそろ限界というのか…。 1枚描くごとに新しい発見がある時期があった。でも今は何枚描いても同じ。 変わり映えがしなくてどれも同じに見えてしまう。 最初からアイデアなんて涌き出るくらい持ってないから、勢いもどんどん無くなってしまった。 描きたいモチーフもなければ、それを探そうという気もないみたい。 だから、絵を描くのが嫌いになったのかもしれないと思った。 しかし嫌いだろーが、好きだろーが、宿題が出てるんだから描かなくてはいけない。 はっきり言って辛い。夏休み前からずっとこの事が引っかかって「何を描こう」と悩んでいるくらい。 むしろ去年の夏休みも同じ宿題が出て、来年の夏も同じ物になると先生から聞いた時点で 「来年は何をすれば…」と不安になったくらい悩ましい問題なのだ。それでも今日、やらねばならぬと 嫌々ながらもB3イラストボードを袋から出し、鉛筆を手に持ち、適当に線を描く事から始めた。 まぁ描けばそれなりの物が出来るので、苦労せずに4人描いてみた。服のデザインもだいたいの的を決めてみた。 2人以上描くのが条件なので、一応クリアはしたけれど…。最後まで息絶えずに描き切れるかが心配だ。 描いていく間に、鉛筆を持つ手もトントン拍子で動いてくれるようになり、 やっと絵描きの神様が降りてきて下さった感じだ。 とりあえず今日は4人の大まかなスケッチをしておしまいにしておこう。 明日の朝、目覚めてから変な所を描き直して、ペン入れをしよう。今月中には彩色に入れますように。
晩年のクリムトは、1年に1枚しか絵を描かなかったそうだ。 今の私もそんな感じで、この夏休みの宿題以外では大きな絵を描く事が全くない。 スケッチやら何やらで描くものは山とあるけれど。 晩年って年でもない私でこのペース…危機感を抱かずにはいられません。 あと50年は生きられるであろう(多分)人が、この状況。悲しくなります。 手が腐っても画家が良い。下手だろうが良い。描きたい気持ちだけは失いたくないんだけどな。
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