A PERFECT CIRCLEのコンサート行ってきました。 開場2時間前にリキッドに行って、トマスの分のチケットを確保するべく紙とペンを彼に渡し、 「これに<チケット売って下さい>って書くのよ」と教えてあげると 周りにいる同志のチケットがない人々(日本人)にクスクス笑われてしまいました。 でもトマスは頭が良いから、ちゃんと漢字も使って、しかも「定価以上」と付け加えてた。 それを見た人々はびっくりして、トマスの事を見直していました(笑) 私のチケットは昨夜、オークションで確保したので必要ないけれど、トマスの応援ということで 私も紙に「チケット売って下さい」と書いて、手に持ちました。 外国人の方も沢山いました。別々のところから集まった全くの他人同士な彼らですが みんなで集まっていたので、私たちもそこに行きました。 あるおじさんは2001年のKING CRIMSONとTOOLのツアーのTシャツを着ていたので 「そのツアーには行ったの?KING CRIMSONも好き?」って聞くと 「観に行きました。お兄さんがフロリダに住んでいて、家に泊めてもらったのです。」 と、とても上手な日本語を話してくれました。彼も、そしてトマスもKING CRIMSON好きだと言いました。 「じゃぁPINK FLOYDは好き?」と聞いたら、二人ともこの前のロジャー・ウォーターズのコンサートを観たと言います。 三人とも趣味が合ったのでとても嬉しくなって、色々と話しました。 まさか異国の方々とプログレの話が出来るなんて思ってもいなかったので最高でした! 他にもカークみたいな髪型の人とか、金髪で背の高い少年だとか(この寒いのに半袖一枚!) まだ開場まで時間があるのに、外国の方も頑張ってチケットを手に入れようと必死です。 もちろん日本人のチケットがない人も沢山いて、リキッドの前にはすでに人だかりが出来ていました。 でも絶対にチケットが欲しかったから、その人々の群れの一番先頭のポジションで待機していると お向かいのロッテリアから2人組の女性の方がこちらに近寄ってきて 「あ、あの、1枚だけならあります。どうですか?」と言いました。 女性は私たちはペアのチケットを探しているのだと勘違いしていたらしく、1枚しかないので 先ほどから声をかけようか、かけまいか悩んでいたそうです。なので私が 「大丈夫です!私はチケットを持っているので彼の分だけが必要なのです!ありがとうございます」 と、お礼を言うと、彼女は安心した顔で「彼はどこから来たのですか?」と聞くので 「アルゼンチンです。」と答えると、やっぱりビックリしていました。そして 「私もイギリスまで行ってチケットがなかった事があるので、その気持ちがわかります。 コンサート、ぜひ楽しんできて下さい」と言っていました。良い人だ。しかも超音楽好き!素敵だ! トマスはその間、お金を払っていました。定価で売ってくれたのです。本当に良かった。 まだ4時になる前でした。 他の外国人も日本人も、まだチケットを手に入れる事が出来ずに小雨が降る中を待っています。 一足早く手に入れた私たちは、彼らにペンと紙を渡して「ぜひ使って下さい」と応援する事にしました。 途中で(そう言えば、最近は新宿レコードに行ってないなぁ)と思いついたので、 せっかく近所に来たから、行くことにしました。 トマスは西新宿レコード街は行った事がないというので、どんな所か説明してあげました。 「ここは、売ってはイケナイCDが売ってるところなのよ。もちろん普通のもあるけど」と言っておいた。 間違ってはいないよね?(笑)
新宿レコードに行って、マダムに挨拶すると「あらぁ〜、また変わった人を連れてきたわね。 あなたも変わってるけど、あなたの連れもいつも変わってるわ。」とトマスを見て言いました。 マダムにトマスはアルゼンチンから来て、同じ学校の人だよと説明しておきました。 「METALLICAの公演キャンセルってやっぱ本当なの?」って聞いたらマダムはビックリしながら 「え?!なんでそれ知ってるの?」って言うから「大阪の方では発表したらしいよ、関西人はみんな知ってる。 でも関東人はまだMASAの口から聞いてないから、信じている人がいないけど、 やっぱりマダムも知ってるなら本当なんだ。でもこれでお金持ちになれるよ、チケット払い戻すから」 そう言うと「じゃぁメタリ缶を買ってよ」って、しっかり宣伝されちゃった。 あのTシャツ持ってるからなぁ…。 で、まぁTim Christensenのソロをやっと買って(先月発売した2枚目)、店を出ました。
リキッドに戻ると、チケット売って下さいって人が増えてた。 外国人コミュニティーも増えていて、また新しい友達が出来た。日米ハーフでトモミという女の子。 日本語がとても早口で上手でした。 実はトマスは母国語のスペイン語の他にポルトガル語と英語も出来るので 英語でみんなとベラベラ話していました。でも私は英語で早口で言われると聞き取れないので トマスとトモミが日本語に訳してくれて、みんなでお話していました。 こういう時に英語が出来ればなぁ〜って思った。切実に。やっぱり英会話やろうかな…。 今だったらトマスも教えてくれるし。今、やりたいなって思っている事はとても重要な事だ。 やりたいと思った時にやるのが一番良いって事はよく知ってるから、今やるべきなのかな。 英語が話せて、こういう時にみんなと一緒に笑いたいもん。 だけど昨日は話せなくても面白かったけどね! 開場時間になったので、みんなに一時のお別れを言って私たちは中に入る事にしました。 でも、面白いことに、あとでみんなに再会するのです。 トマスと前の方で始まるのを待っていたら、後ろからトモミがやってきて 「はぁぃ!聞いて!!!今、バックステージに行ってきちゃったのよ!! セキュリティーの前で「ワタシ18歳だから入れて!」と言ってたら、メンバーが入れてくれて それで、みんなボーイフレンドって適当に説明したら、みんな(外国人)入れてくれたの! 本当は私、17歳なのに、嘘を付いた事がバレちゃった時はメイナードに「これからは嘘はだめだぞ」 って言われちゃったけど、私、メンバーの前で緊張しちゃって何も言えなくなっちゃって それでお礼を言って、外に出たのよ。ほんとにラッキーだったわ!」大興奮で説明するトモミ。 それを聞いた私は、なんだか嬉しくて、ちょっと泣きそうでした(^^;) 意味不明な部分もあったけど、運良く入れたみたいです。18以上じゃないと楽屋はダメなのかな? とりあえず、みんな入れて良かったね☆
コンサートのことは、また後で書くことにするけど 終わってからも、みんなで出待ちをしました。聞けば、海外では出待ちは有り得ないらしいです。 日本だけなんだって、こんな風にメンバーが出てきてサインくれたりするのは。 だけどメンバー出てくる前に耐え切れずに引き上げてしまいました。 みんなと連絡先などを交換して、今度また、何かのライブで会えると良いね、と別れました。 ただ、みんな日本人ではないので、母国に帰ってしまいます。 トモミは春からシアトルに住むらしいので、もう会えないかもしれません。 でも、たった数時間だけど彼らと一緒に過ごせて本当に楽しかったです。 また会いたいな。
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