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2002年09月05日(木) Thanks for my birthday
去る9月3日は、あたしの誕生日でした。
大切な人をはじめ、みんなが祝ってくれた。ありがとう。
例年、どちらかと言うと逆に苦い思いをする事が多かったこの日。
今年は、生まれて来て良かったと思う事が出来た。
この世に、生を受けたこと、祝福したいと思った。

29年前に生まれて、しばらくするとあたしは、
ずっと病院にいる子になった。
その後も、すぐにこの世にさよならする予定の子だった。
だけど、いろんな偶然が重なってくれて、ずっと生きてた。
もちろん両親は喜んでくれただろう。
でもあたしは、たまに疑問を抱いていた。
爆弾抱えて、いつ来るかわからない我が子とのさよならに、
怯えながら生きた日々は、きっと凄く辛かっただろう。
それで良かったの?神様って。たまに思ってた。
いつ爆発するかわからない爆弾なんて、持ってるのは惨い話だろうと。
あたしだって、誰も知らない思いをたくさんして来たんだよって。
モルモットみたいになる気分は、最悪だ。
コードをいっぱいぶら下げて、ベルトの上を走り続けるのも最悪だ。
健康診断の度に、興味から再検査に来いと言われるのは最悪だ。
あたしは絶対、行かなかったよ。
あんたの興味を満たすために、モルモットになんてなりたくない。

だけど、腕の中に抱えてくれる人がいる今、
優しい人が抱き締めてくれる今。
あたしが生まれた日に、おめでとうって言ってくれるみんなが、
見回す限り、たくさんたくさん、周りに居てくれる、今。
自転車をこいで、育った町に向かえば、家族が居てくれる、今。

この今があるのは、偶然じゃない。
予測を裏切って、生きてて良かった。
こんな素敵な人達に、会えずに死んでなくて良かった。
君に逢うまで、生きてて良かった。
あと何回も、こんな風に思えるように、
ずっとずっと、生きてたいな。





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