声の音

2002年04月21日(日) 音の不思議声の不思議

今日は歌の練習。
3回目になると、自分の音以外を聞く余裕が出る。
今までは自分が、楽譜通りの音をさせているかが
一番心配なことだったけど
だんだんと周りの声が聞こえてくると
音があっているのに、合っていないという
矛盾のような問題が出てくる。

音はあっても声が合わない。
それって結構致命的に気になる。
音があってるだけに、何故きれいに聞こえないのか

例えば、ピアノのドレミ、とバイオリンのドレミ。
その違いを楽しむ聴き方だってある。
でも、今回の場合は
できるだけみんなが同じ楽器になるように。
今日も四苦八苦。
一つの山を越えれば、つぎの山が見える。

そう考えると
歌の練習って、人との付き合い方にも似てるような気がする。
最初はいいんだ。自分のことで手一杯で。
そして、ふっと気付けば周りを見る余裕ができている。
その余裕が年のせいか、経験かはわからないけど。
余裕ができたはずなのに、つぎはまた新しい問題が出て来るんだ。

全ての物事が、人間の縮図になっているとしたら。
世の中って、あぁ、本当によくできている。


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水井ちな [MAIL]