2002年05月13日(月) |
ママハハママの自殺倶楽部 |
2週間の期限で7冊借りたから 二日に一冊でいけるわね、と思っていたが 読む気が充実していたからか 2冊読めました。
谷村志穂さんの「自殺倶楽部」 長井るり子さんの「私のママはママハハママ」
谷村さんのは、情景がきれいで 透明な、さらりとした感じ。 長井さんは、すかんと明るい。
ママハハママの方は、特に考えさせられることもなく 素直に読めた。読めすぎたほど。 思うところが何もないわけではないけれど(笑) こんな作品があってもいいじゃないか、と言おう。
谷村さんのは本当に「自殺倶楽部」だった。 1年も自殺するために集まって、計画ねって論じあって? まだ「死にたい」という感情を持ち続けられるのがすごい。 私なら無理だ。 そこで少しでも知り合いを作ってしまったら。 死ねないし死なせられない。
世界は私が達観するには まだまだ広く、色んな事があって 私はそれを知るのが嬉しくてたまらないから まだ死ねないなぁ、と思う。 死にたくなるとしたら、すごく幸せで 満ち足りたときだろう。
傲慢な言い方で申し訳ないけれど 捨てる命なら私にくれ、と思う。 そうできらたらどんなにいいか。 周りの人が大切で、いつまでも私のそばにいて欲しい。 近くにいる祖母達や両親の「老い」を見つける度 自分の寿命を分けられたら、と思わずにいられない。 だから自殺するならその命を、と。 世の中って上手くいかない。
明日は何を読むか。 仕事に行く前の数分でそれが決まります。
追伸:気がついたらカウンターが100を越えてました。 初めて見て下さった方、何度か来て下さった方 ありがとうございます。 記念の123は、自分で取りました(…)
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