声の音

2002年08月17日(土) 三つの謎

宝塚で「鳳凰伝」というお芝居を観てきた。
原作?はオペラなどでよく上演されている
「トゥーランドット」(これで良かったか?)を
宝塚風にアレンジ…端的に言えば
時間と縮めた版(笑)
それからショー「ショー・ストッパー」。

トゥーランドット、と言うお話を
あまりはっきり知らなくて
「笑わないお姫様の出す三つの謎を解く青年のお話」
くらいの予備知識?で見たんですが。
三つどころか、私の頭には
数々の謎が。
まず、主人公である王子、ケラフの良さがわからない。
尊大だし、勝手だし。
「国に大切な物は臣民の信頼だ」とか言ってたのに
人の好意をあっさり切り捨てるのは?
「お前の命は私の愛ほどの価値はない」って??
こんな男のどこがいいんだ。トゥーランドットを筆頭の
3人の娘さん(+どこまでも尽くす友人達よ)

そして、トゥーランドット。
北京の民はなんであんなに勝手にされて
姫と王子を祝福できるんだろう。
「男の名が明朝までにわからなければ
翌朝には皆殺しだ」って言う姫様を
何故そんなに祝福できるの??
北京の人たちって、素直…。

逆切れするお姫様とか
ビジュアル系も真っ青な化粧の首切り役人なんかも出たり。
昔から名作と呼ばれるモノにシンパシーを感じがたい私ですが
この話が何故長い時を越えて残ったのかが
いまいちわかりませんでした。
名作音痴です。

ショーの方は…まぁ、楽しかったですよ。
ショーストッパーはちっとも出てきませんでしたがね。

帰りはいつも通り、友達とお茶三昧?でした。
しかし私、怒りやすくなってます。
注意報。


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水井ちな [MAIL]