声の音

2004年03月25日(木) 止めたい流れ

仕事を休んで京都で遊んできました。

家に帰ったら、同居している大叔母が入院することになっていました。
腎臓が良くないのだとかで、一応検査入院。

もう70歳を超えているから
体に不調が出てもおかしくないし
今回も検査入院ですんで良かった、と思うべきなのかもしれない。

でも、どうしようもなく哀しくて嫌だ。

わがままだけれど、自分が誰かを、
家族や友人を見送るなんて、絶対にしたくない。
小さく、コタツで横になって居眠りする大叔母を見て
本当にいやだと思った。

世の中の人から寿命をもらえるなら
絶対に自分の家族や周りの人に分けるのに。

どんなに思っても時は流れてしまって
そうして変わって欲しくないものも変わってしまう。
分かっているけれどそれは本当にいやで
家族の老いを見るたびに泣きそうになる。

とりあえずは、大叔母が元気に退院することを祈るのみだけれど
お願いだから、流れてしまうものでも
その流れが少しでも緩やかであって欲しい。


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水井ちな [MAIL]