気分刊日記

2002年04月16日(火) 改めてエヴァの凄さを痛感。

 最近遂に日常のルーティーン化が顕著になってきている。私的には結構メンタルなチャレンジを試みているのだが、根が怠者の自己中なのでチャレンジも結構いい加減になってきている。おかげでここ3週間程映画に行くのもおっくうになっていた。
 で、がんばって月曜からレイトショーで『自殺サークル』なんて見に行ってしまった。自主映画「自転車吐息」が伝説的に知られているぴあ出身の監督・園子温。敢てジャンルを言うならサイコサスペンス・スプラッターホラーなのだろうか。もっと下世話な例えだとTVドラマ「QUIZE」と、映画「回路」「オールナイトロング」を混ぜこぜにした作品?エヴァ以来随所に描かれる他者との関係性から自らのアイデンティティを再確認や、無作為無秩序に描かれる出来事の混沌には、実は規則性が有り因果律の環が廻っていると言った様なしたたかな脚本。出演者がとても魅力的なのだが、何よりその撮影方法に疑問が涌く。JR駅構内、それも新宿の中央線辺りのホームで撮影されたシーンはやっぱり‘ゲリラ’だったのだろうか?だってJRって普通撮影許可おりないでしょ、それも中央線に50人一斉飛び込み自殺のロケじゃなおさら!?でも、永瀬正敏や、石橋綾、麿赤児なんかがホームをうろうろしてたらちょっとヤバいデショ?そんな撮影方法もあってか、前半の主人公である石橋綾がいなくなってから、主役が不在になる不思議な作品。(でも、殆ど編集の魔術なんだろう。)


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