気分刊日記

2002年04月23日(火) それは恋じゃない、そこに愛は無い!

 今日は、仕事が早めに終わったので銀座まで駆け足。『サンキュー・ボーズ』を観て来ました。当年とって26歳のドリュー・バリモアが15歳〜35歳までを演じる、体形的にも傍目ムリムリの役柄を強引に納得させることが出来たのは、アメリカの“杉田かおる”とも言える(ドリューの方が数段ダーティー)映画に負けない彼女のハードな人生があったから?現在のシーンで、息子とドライブする彼女を見ていたら、『バーバレラ』のリメイクは期待しないが、数年後でもいいので『グロリア』のリメイクをぜひ彼女でやってもらいたいものだと思った(シャロン・ストーンのはダメね)。親友役のブリタニー・マーフィーも可愛いって言うのか、‘プチすべた’っぷりがキュート。何よりドリューの息子役の子役達が上手!脚本的には、主人公の我の強さばかりが目に付き、本を出せるほどのクレバーでタフな面や、周りの男(BOYS=夫・息子・父)の書き込みが少ないようにも思った。
 個人的に印象的なのは、ラスト間際の息子とダメ父親の会話で、父が「(10数年もお前に会いに行かず)離れて暮らしていたは人生最大の偉業だ」見たいな事を言う台詞かな。

 題材としては、個人的に痛い映画でした。『仄暗い水の底から』の時にもそんなことを書いたのですが、その時よりもより多面的に自分のルーツに気づかされる要素が多くてかなり凹んだ。
 で、映画を見終わって劇場から出たら通り挟んで女性の群集が!別の劇場でジャニーズ辺りの舞台挨拶でもあったのかと思ったら、なんと宝塚の出待ち!そう、東宝ビルの近所には宝塚劇場があるのでした。(決して『渡る世間は鬼ばかり』の出待ちではない。)


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