気分刊日記

2002年11月23日(土) 徹夜日記

 はははははぁ〜と。昨晩も会社で徹夜してしまいました。なんか23時半を過ぎると家帰れなくなるんですよ。もういいやって気で泊まるんですが、ここで微妙な問題が・・・。それは、私は時給で雇われているので1泊すると多大な賃金が発生して、労働時間の増加になるんですよ。これが大丈夫なのか?ちょっと心配です。

 で、一晩仕事して、祝日土曜の明け方の日本橋から銀座まで散歩したのち、渋谷に着いてからこの勢いで朝一の映画でも見ようかと思ってタウン誌を開く。そしたら、一番時間のロスが無く8:30に始まるのが本日公開の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』だったのだが、7:30の時点でかなりの列が出来ていたのは、さすが初日の一回目。でも、他の作品は1時間以上待ちが有るのでさすがに徹夜明けには耐えられそうも無いし、ちょっとブラブラしているうちに8時になり、仕方が無いのでもう一度「ハリー・ポタ」に行ったら、すんなり入れてすんなり座れたので観てしまいました。
 前作もかなり早い時期に観たとは思うのだが、私はこのシリーズに全く思い入れが無い。むしろ、仕方なく見に行ってる感すら有る。なので、この熱狂は冷ややかな眼差しで見つめている。まあ、徹夜明けにも拘らず約3時間の長丁場を寝なかった所を見るとそれほどつまらなくは無いのだが、本を読んでいる人とは明らかにのめり込み度が低くなるのが残念。また、「ロド・オブ・ザ・リング シリーズ」もそうなのだが、SFXや衣装・風景など目にも楽しい要素も多いので、劇場の暗い画面だと勿体無い部分も少し有るかも。
 前回もそうだったのだが、劇場外人指数、特に英語圏、特にイギリス系の度合いが高い!でもって、帰りに外人、多分英国系の家族が居て、ハーマイオニー位の女の子が居たンだけど、その子が結構可愛かった。赤毛では無くブロンドでウェスタンブーツに黒のワンピース。服のセンスも良いしお母さんも綺麗でした。私はとても偏見を持っていて、英語圏では英国人がもっとも好きです!(オージーは置いておいて、米国人を最も蔑んでいる。)

 その後何を勘違いしたのかまだ行けると思って『チェンジング・レーン』を観たのだが、半分くらい寝てしまいチョット申し訳ない。でも、オチこそ安易ではあったが中盤の行き違いの連続で泥沼化して行く所はとても人間臭く心底恐ろしくなるやりとりが素晴らしい。TVでやるとかなり見れると思うが劇場でかけるのは色々難しいかもしれない作品だった。帰宅後爆睡Zuzuzuzuzuzuzuzuzuzuzuzuzuzuzuz!

  『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 imdb前回も思ったのだが、ハリー君はなんら凄い事はしない。魔法を使わせればハーマイオニーちゃんの方が上だし、協調性や人柄はロンの方が遥かに親しみやすい。今回も持って生まれた才能と周りの助けによって状況を切り抜ける。とにかく生まれながらの地位と才能に胡座をかいてそれでもヒーローとして活躍する、イギリス階級社会の、やっぱりいけすかないガキだ。しかし、主人公に魅力を感じない分、原作を知らない人にとっては脇の俳優が魅力的なのがこの作品の見どころの一つだろう。学校の先生達、アラン・リックマンやマギー・スミスは無論、今回はシェイクスピアオタクのロリコン‘ケネス・ブラナー’がイイ味だしてる。この調子で、サ−・マイケル・ケインやロバート・カーライル、テレンス・スタンプ、ヘレン・ミレンなど名立たるイギリス俳優達がゲスト出演してくれると楽しみも増えるね。ジュード・ロ−なんか適役として良いんじゃない?まあなんと言っても、今回は出番が少ないながらも、エマ・ワトソンの美しい成長っぷりが嬉しい! 実は、前作よりもヒットしないかもしれない、安定して楽しめる年末娯楽映画。

  『チェンジング・レーン』 imdbとにかく脚本が確りしているのがサスペンスとしては必須事項。その点で本作は問題無し。その次のキャスティングもなかなかよろしい。あまり話題にはなって無いようだがCMの具合も良いし、実は3週クリアしている。 この時期の無理矢理公開される場繋ぎアクションを見るくらいなら、断然お勧め!小粒ながら見応え十分のシリアス・ドラマ。


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