気分刊日記

2002年12月07日(土) 宵越日記

 お仕事関係でコンバット・デジQもらっちゃいました。結構性能良いのですが、真直ぐ走らないんですよ。ちょっとづつ右曲がり・・・。
 さて、昨夜は会社に泊まってしまったのでオールナイトでした。なもんで、夕方頃迄寝てた・・・。スゲー不健全なのはさておき、また夕方から映画に出かけたのだ。なかなか消化が追い付かないのでチケットの有る映画が終わりに近付いてしまい消化が進行中。で、『TRICK 劇場版』を見た後に「理髪店主の哀しみ」を観ようと思ったら、今日は「オールナイト・レイトショー」だそうで‘ブロンソンズ’復活だとか、伝説のケラ映画「スーパーカミング」上映だとか、バチカブリ話だとか、魅力満点だったのだが・・・二日連続でオールナイトはこの歳ではちょっときついので、大人しく帰りました。

『TRICK 劇場版』随所で言われている「2時間特番以上でも以下でも無い」と言うのは確かにその通りなのだが、本作自体が常にロケによって撮影されるのでスペクタクルなイメージはなかなか出ない。お話も小じんまり納まってしまうかと思いきや、意外や意外、脚本自体は角川映画全盛期のサスペンス風味を受け継ぐかなり正統派のミステリーサスペンスの定石を踏まえている。得に、後半の真犯人対決のシーンの話の重さは、‘村社会’‘呪術信仰’‘近親婚’を中心に十分推理もの定石使われてきたネタが満載されている。
 登場する役者も、竹中直人・ベンガル・石橋連司・伊武雅人・螢雪次郎・みのすけ・相島一之・三宅弘城・ふせえりなど名バイプレーヤーがワンサと出演。皆うさん臭い役なので自由に伸び伸びと演技しておりました。またオープニングは森山周一郎の渋〜い声でスタートする所など、映画版になって一番金がかかっているのは役者では?と思う程です。その他、お馴染みの書道教室のシーンでは「パート3希望」と言った小ネタも健在。ビールのラベルや、様々なネーミングなどくすぐり所は満載。オチも「ケイゾク」の時程重苦しく無くまあタダだから十分楽しめました。強いて言うと野際陽子をオールマイティーに扱うのは出しゃばり過ぎです。ただ、この力抜いた作品は某南果歩の元旦那が降番した作品の穴埋めで公開時期が急遽繰り上げになったはずで、強豪のいる冬休みや休みボケの多い春先に公開するよりは、ライバルもいなくそれほど忙しくも無いこの時期の公開は吉と出たのでは無いだろうか?やっぱり2時間特番の域を出ない、プログラムピクチャー


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