今週は木曜に同僚が必殺の無断欠勤をかましたので、一気にスケジュールが狂った。こいつは何で私が、雑用が片付いて自分の仕事に集中しようする時を見計らったように休むんだ。水曜日にも(彼のせいとは言えないが)電車が止まったと言う事で1時間ちょと遅れてきた。今週は念願の新人が入って忙しくなり残業徹夜覚悟だったので、水曜日の「なすアンダルシアの夏」の最終試写の為、月曜から徹夜して万全の体制で水曜を迎えようとしていたのに。それも、朝11時の試写だから直行しようと思ってたけどたまたま試写上を会社に忘れたので出社たら、やつが来ないので出かけられなくなったのだ!試写状くれた会社の人には絶対行きますなんて言っちゃたのに・・・。むかついたからやつがいつもやっている仕事をより完璧にやっておいた。っつうか俺がやつに引き継いだ仕事なんだけどさ!
おかげで金曜の締め切りに向け深夜1時帰宅にも拘らず、深夜2時頃から6/7公開の『二重スパイ』のビデオを見たさ。終わったら4時過ぎ・・・。つまんなくても何でも、何かを勧めるならなるべく自分の目を通しておきたい。で、自分で見れば面白くなくても何処か良い所を、面白い切り口を見つけられるから(見つけようと思って観てるし)。良い所はもちろん、悪口はここでだけ書くけどね。
『二重スパイ』:結局なぜここまで話題になったのかあんまり分からない。興行的には、劇場が東映系だし、「マトリックス・リローディッド」と同じ週の公開はきつすぎでしょ。 恥ずかしながら「シュリ」も「JSA」も観てないので韓国映画の流れとして何もいえないのだが、やたらストイックな事以外は何処かで観た事あるストーリーだった。逆に、この徹底したストイックさが韓国映画らしいんだけどね。 単に濡れ場が無いなんて言うつもりは無くて、あまりにも強い信念が貫かれたり、大儀の重圧に苦悩したりするんだが、それが個人や人間の弱さとかに見えなくて教科書道理に見える。コレだけ苦しんだらここで救われるとか、コレだけ耐えたらその反動はコレぐらいあるべきとか。愛を知ってコレぐらいの事ならやるとか・・・。苦悩しているように見えて実は人間的な破綻がまったく無い。どうしても人物に感情移入できないし、薄く感じる。わたしの見方が捻くれているのかも知れなんだけどね・・・。ラストは「ショーシャンクの空に」と「BROTHER」を足した感じなんだけど、もっと似た映画があったはず・・・。 当たり前の事だが宣伝文句なんかを聞いたら、前半あっという間にオチが見える。役者も、ハン・ソッキュンって典型的な韓国人顔なんだなぁと思った。だから軍人役とかやるとはまるんだ!上司のペクを演じた俳優さんが市川雷蔵が「陸軍中野学校」とかで、背広を着たときの素朴な感じに似ている気がした。ヒロインは普通。個人的には6月いっぱいでムーブオーバー無しとみた!ただ、レンタルでは「シュリ」「JSA」とセットで観れば良い勉強になるかも
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