月頭の月曜日だと言うのに外出である。夏風邪でクラクラしながら築地にある大手メーカーの商品説明会。某3人娘の商品以外は今一つ魅力を感じない。でも、委託の商品で、「マルクス・ブラザーズBOX」には曳かれた!でも、「我が輩はカモである」は入っているけど「マルクス2兆拳銃」が入っていない・・・。そのほかには、『ブルークラッシュ』とか『アンダー・カバー・ブラザーズ』とかまあ馬鹿売れはしないけど子気味いい作品群がある。でも全部委託の系列なのでなんとも・・・。 その後、『閉ざされた森』の試写があってちょっとしたお食事がついた。疲れていたけど会社かえって終電まで仕事してからかえる。
『閉ざされた森』・imdb:この映画、現時点ではまだオフィシャルサイトが有りません。もしかするとタイトル変わるかも・・・。なぜかというと、試写の後いろんな人と話していて「結構面白いんだけどタイトルがチョッと・・・」という話が多く出たから。何でも、入念なリサーチで、現在マーケットの主導権を握る若い女性(F1?)が興味をもつ‘海外サスペンスホラー・サスペンス小説風’のタイトルにしたそうなのだが、観た人(大体男性)は横文字のタイトルがの方が良い、例えば原題の「ベーシック」とかが良いといっていた。 話は、黒澤の「羅生門」、芥川の「藪の中」のように事件の当事者の証言が食い違う。果たしてどちらが嘘を言っているのか、両方とも嘘なのか?二転三転する証言から事件の周辺に浮かび上がる巨大な事実。どんでん返しの連続で最後まで誰を信じればいいのか分からない・・・! ・・・と、ミステリー・サスペンス・アクション。でも、話のオチは中盤で大体わかるし、そもそも発端の事件自体がちょっとデカくしすぎ。そして最大のヒントが配役で、「パルプフィクション」以来のトラボルタ&サミュエル!堅物鬼教官がモーガン・フリーマンやデルロイ・リンド、ローレンス・フィッシュバーンでは無く“サミュエル・L・ジャクソン”だという点がオチ。 映画自体は、起承転結がはっきりしていてオチが充分娯楽映画としても“楽”をくすぐる構成。ただ、クリスマス前と言う時期と、タイトルが敬遠されそうなマイナス点。試写や口コミで広がり、何とかカップルが劇場にくれば、その後の話に花が咲く事間違い無しの良質コミュニケーション促進映画。ビデオの方が回転率は高くなるとは思う。
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