気分刊日記

2004年03月11日(木) ちょっと落ち

 ここ数日仕事から帰ってから毎晩ディレクターズ・レーベルを観ているので寝不足でたまらん。そこへ来て19度から10度と言う気温の乱高下で周りに風邪をひく奴等が続出!気を抜くとうつされる、というか僅かにひき始めているので一応毎朝風邪薬を飲んで出社している。おかげでここのところ毎日ボ〜として仕事をしている。

 それでも、会社を速めに切り上げて新聞屋からもらった券で 『半落ち』を新宿で観て来た。新宿文化会館とスカラ座の6っの映画館の中をあちこち移動しまくってかなり経つけど平日木曜の夜の回でも結構な入り。客層も、学生カップルや、女の子同士、OL同士やおっさん一人(俺)、勿論熟年夫婦といった幅広い層が身に来ている。

帰りにタワーに寄ってくるりニューアルバム「アンテナ」キセルの「窓に地球」ASA-CHAN&巡礼 feat.小泉今日子「背中」のCDを3枚購入。本当はレミオロメンはなれぐみbonobosのアルバムも買おうかと思ったのだがそれはちょっと買い過ぎなので抑えたなんてミーハーな私でしょう。ケチで馴した私がこう迄無作為に買物をするなんてよほどストレスがたまっているらしい・・・。

 『半落ち』いい原作だとは思うのだが、いい映画だとは思えない。なんて言うか、東映と言う会社の限界、日本映画の悪しき伝統が全て乗っかってきたような作品だ。
 先ず、始まって直ぐに感じたのが、『音楽がウザッタイ!』。中途半端なホラー映画のようにここぞと言うシーンに仰々しい音楽で“泣け!”サインが出る。これって、映画にはたいそうな音楽が付いていなくちゃって言う頭の古い人の発想でしょ?
 次に『異常に豪華なキャスティング』。無駄にいい役者が使われていて、裁ききれていない。「突入!浅間山荘」「金融腐食列島」なんかで上手く捌ききれていたのはおそらく監督の能力だと思うのだが、今回はそうはいかない。前半は誰が主役かわからない、と言うより主役がいないのかこの映画は?最後に出てくる笹野高史さんの使い方とか、いい意味で味があるんだけど、これだけいい役者が次から次へと出てくると見るほうの意識・思い入れが分散してしまう。
 伊原と柴田の対決シーンや、國村さんや希林の圧倒的な演技力、県警側の人柄、裁判所のパート、吉岡君の背景、田辺と鶴田の関係など、いくつ物サイドストーリーを脚本段階でもとすっきりさせる能力が必要だった。それをするのがプロでしょ?


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