気分刊日記

2007年06月10日(日) 男塾+ベルセルク=300

今月は6月です。ジューンブライド、梅雨空が若葉を濡らし、花嫁の父が涙に濡れ、参列者の財布が干涸びる。白いウェディングをたたえるために、財布が赤貧になると言うやつですは。その恩恵と言うか、真ん中の土日連続でウェディングに出席なので、色んな意味でしんどいです!禍福は糾える縄のごとし。

なのに私は、その反動と言うか、先月末から今月にかけてバーゲンで5万も使うは、ヤフオクで衝動ヤフオクしすぎて、財布には紙幣ではなく映画鑑賞券ばかりが入っています。金欠この上ない状態です。

で、早速その戦果を反映させるために新宿に『大日本人』を観ようと思ったら、シャレにならない混み方だったので急遽、公開2日目の『300』を鑑賞。ついでに、あくまでついでに『パイレーツ・オブ・カリビア ワールド・エンド』を鑑賞しました。

300』・imdb
まあ、表題がかなりの部分を説明しているんですが、面白かったです。キャラ立ちまくりで、画の造り込みもすばらしい。私的には、同じフランク・ミラー原作の「シン・シティー」よりも、わしゃこちらの方が断然面白い。

極力アップを避けた戦闘シーンは、引きの画で長回し&スローで個々の対決を丁寧に見せてゆく事で戦闘シーンを構築するすべは、画面手前の対決と奥の対決が平行して描かれながらどちらも際だっていて、更に、画面の下手には既に捌いた敵の躯が崩れてゆく一方、上手からは更なる敵が襲いかかろうとする。長回しのワンシーンの画面がつまり、漫画のページの様にコマ割りの連続で構成されているかのようだ。もちろん物語も解り易い。カップルで観ても、画的にもストーリー的にも、長さ的にも「パイレーツ〜」の3時間を観るよりはおすすめです。

パイレーツ・オブ・カリビア ワールド・エンド』・imdb
こんなもんでしょ。久々にお目見えしたチョウ・ユンファンも中盤であっさり消えます。9人の海賊王も大して活躍もせず、盛り上がりが何処だか解らない。おそらく、オチに至っては映画の前半でジョニデによってばらされているので、本当にどこら編が山場なのか解らない。3作目にして完結のはずが、ばらまいた伏線をかなり無視して収集していない、3作目なのに新たな伏線も投入してやっぱり収集しない。ところが、意味も無くエンドロールの後に後日談を付けていると言う、緩い事この上ない。感慨も感想も殆どでない、1・2を観てしまったからには何となく観にゆくのが義務だった様なさくひんです。


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