気分刊日記

2007年06月23日(土) 酒と映画の日々

勢いでヤフオクってしまったチケットのうち、どうしても使い切れない、と言うかその券を使ってみれる映画の何本かに興味がわかない物が有って、どうしても使い切る事が困難な状況になって来た。で、ココゾとばかりに久しぶりに会う友人を誘って『舞妓haaaan!!』『大日本人』のダブルヘッダーで一気に消費!

普通の人にダブルヘッダーをつきあわせてしまい申し訳ないばかりだが。その後地元に戻って元気なオッサンが更に増加。梅雨も明けない内から近所のビルのビアガーデンでジンギスカン飲み。前日もかなり飲んでいたのでビールは抑えてチューハイペース。ちょっとローテンションな感じを出しつつ、完食。

食後は途中合流の元気なメンツは歌と遊戯に、ダブルヘッダーで少しテンションローな30男二人、barで久しぶりに酒を飲みながらだべった。

舞妓haaaan!!
ほぼ寝起きで観たので前半阿部サダヲがハイテンションでず〜っと出ているので少し疲れましたが、ただ、細部のキャストや舞台となった舞妓の世界など脇の演技や描写も十分興味をそそる相変わらずのクドカン仕事に、2時間飽き無く見続けられました。

監督の水田さんは“さんま”のドラマや舞台を多く手がけている人で、「七人ぐらいの兵隊」では生瀬の本で初舞台演出。これは素晴らしい舞台だったんですが、今回のクドカンの本を料理するにあたって、一癖も二癖もある俳優を上手い事捌いて、めまぐるしい場面展開をきっちり纏めているのは流石です。パンフのインタビューではしっかりしたビジョンを持って、自ら脚本やキャスティングに関わっている姿勢も、作品に上手く繁栄されているんでしょう。なにより、さんまと言う素材で長く笑いの有る作品に携わって来たのはだてじゃないってことですね。

役者さんは本当に豪華です。もと宝塚の真矢みきに歌って踊らせたり、北村一輝のおかまっぽい医者、原史奈がチョイ役だったり、で、植木等の遺作だったり・・・。伊東四朗に『ど〜か一つ!』なんて台詞(小松政夫の持ちネタ)を言わせる辺がクドカン七色の引き出しですよね。舞台好きの配役は小劇場関係だと大人計画と言うより今回はナイロン100℃のメンツ(大倉、村岡、廣川なんど)が多く出ていた。

メインの3人はまあ今更なので言及しないけど、駒子役の小出早織blog)は画的にもキャラもハマり役だった。「帰って来た時効警察」でもポワぁとした雰囲気の天然っぷりが面白かったけど、瞬発力が中心のTVドラマではなかなか活きないキャラなので映画の方が向いているのではないだろうか。(なんと事務所はスターダストなんですね、柴崎コウと同じですよ。)

あとは、京野ことみが可愛かった。もともとはんなりした感じのでも、凛とした役も出来る女優さんだと思ったけど、ここまで着物が似合うとは。新米キャラや妹キャラが定着した時期も有ったけど、柔軟な女優さんになったよね。「TAKESHIS」は微妙だったけど、ある意味壁を越えるのには役立ってたのかなぁ?

大日本人
放置!


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