2007年08月26日(日) |
脳味噌腐ってる人の旅 2日目 |
[※これまた長文]はっきり言って今回のメンツで知っている人はMOODMENとFUMIYA TANAKAとRICHIE HAWTIN位です。全く不勉強で、連れられて来た感まんまんです。んな訳で、全くスケジュールありません。3つあるステージを思いつきでうろうろしました。でも一番面白かったのは渡り廊下成らぬ、渡りトンネルの所にあったortofonのブースです。
初めの頃はペインティングのパフォーマンスがあったりしましたが、音が早くて激しい私好みのDJ中心。綺麗な外人のオネェちゃんもいたりして、ピロティーなスペースがまたイイ具合に音も反響していました。結構アグレッシブなプレイが多い場所で、何回目かに見たら自分のDJが終わった後のリッチーが飛び入り参加していました。
他は、取り敢えずメインのリッチーが終わってふらっとルナに行ったらQ'HEYのplayが結構早くて映像も面白かったので、激しく踊ってしまった。が、如何せんルナステージって体育館を使ったステージなので蒸し暑くて酸欠気味なんですよ!終わり頃にはさすがに辛くなって外で飯喰ってたら、次のDARREN EMERSON(元UNDERWORLD)が"Born Slippy"(映画「トレイン・スポッティング」のテーマ)を掴みでPlay!イッキに人が集まってきましたが、曲が終わるや否やこれまたサーと引いて行った。まぁ、個人的に食い物はLUNAステージが一番お気に入りで、とろろうどんとか麦飯とかあっさり系が二日酔いを引きずるおいらには抜群にマッチしていました。
さて、そんなこんなで始めのバドワイザー以外見事(?)酒を飲まずにやり過ごした私は、無事日曜の朝を迎えました。他の皆様方はウォッカを多量に摂取しているようで結構出来上がりです。そんな訳もあり、私の希望もあり、さすがに来た道(くねくねの伊豆スカイライン)で戻るのはキツいと言う事で、国道80号を下って海沿いに熱海まで友人の友人を送る事に。どっこい、この国道80号も伊豆スカイライン程ではないけど結構怖かった・・・。
でも、何と有料道路のスカイラインよりも早く30分程度で寂れた温泉街の熱海に到着。快調すぎて着いたのは朝の8時くらい。まだ、お土産屋もやっていないけど友人の友人とはここでお別れして、さてどうしよ?宿のチェックインは15時、遅く出発したのでレンタカー返すのも14時半。修善寺までもおそらく小一時間。では、熱海辺で一風呂浴びようかと言う事に成った。そこで、わががまま言うようですが来た道もちょっと嫌なので、別のルートで帰りたいと言うと、じゃぁ伊東あたりまで行こうとか、言う事で野郎二人で早朝ドライブ。
網代、宇佐見と抜け、伊東(地図)。まごうことなき伊東だ、なんたって目の前には『伊東に行くならハ・ト・ヤ〜』のハトヤホテルがそびえ立っているのだ。一旦、その先の伊東マリンタウンに車を停め辺をうろうろ。駐車場もがら空きで、まだ店も殆どやっていない。肝心の温泉も10時オープンと2時間近く待つのはキツいと言う事で、車をそこにおいて、ちょっと戻るけど歩いてハトヤの海底温泉に行って見る。
えらい!ハトヤ、8時から外風呂解放してるなんて関心。と言う事で、2000円ではありますが、ハトヤの海底温泉に入湯〜!受付のババァが結構面白くて、「今日は男湯には亀が3匹いるよぉ」だって。おそらく名物じゃぁ無いかと思うぐらいユニークなババァで、彼女の説明を半分にいざ海底温泉へ・・・!!おおお!風呂場に沿って設けられた水槽は、なんかスゲー人工的:青く塗ったコンクリに、海の岩をくっ付けただけのTHE水槽って感じ。自然の環境を再現したりする旭山動物園などの極北、昭和テイスト全快の見せ物然とした環境に、でかい海亀と鮫と鯛とシマ鯵とかが(多分)元気に泳いでます。余りの狭さに亀なんて甲羅がでかすぎて方向転換がし辛そう!
もちろん、海を望む露天風呂もあって、思わず『前はうぅ〜み、うしろぉわぁハ〜ト〜ヤ〜のぉ・・・』って歌っちゃいました。本当に、露天風呂の外は直ぐ海原が広がっていて全裸で海風浴び放題!いやぁ〜良い思い出ができましたよ。ここまでベタな旅も良いもんですねぇ。なんやかやでまだテンパっていたもんだから、風呂上がって休憩室で横になったら小一時間寝ましたわ。
で、駐車場戻るといつの間にか車がビッシリ!車の中はサウナ状態。この後どこか(伊豆バナナ鰐園、猫の博物館とか)行こうかと思ったけど、いまだ続く猛暑にその気が失せてしまい、取り敢えずマリンタウンで飯喰って出発。一気に亀石峠ま辿り着き、サイクルセンターを通り過ぎて今度は80号を修善寺の駅前まで。でも、この道がやっぱりくせ者で、時速40キロ制限で結構カーブも多いのに途中で一車線に成りやがんの!そのくせこの道バス道なんですよぉ!幸い、バスとすれ違わなかったけど、道すがら車と擦れ違う度に車擦らないかドキドキ!
なんとか、駅前に辿り着いたけど、時間もあったのでその辺をドライブ。温泉街に行ってみたり車返す前にガスを満タンにしたりして、やっと返却。ああ、長かった・・・おそらく最近の私の運転距離の1年分は運転したんじゃないだろうか。
駅前から温泉街までバス。20分弱で温泉街に着いて、ふらふらと観光地巡り。とは言え、寺社仏閣ぐらいしか興味ありませんので、先ずは門前に蜘蛛の巣の張っている日枝神社。敷地は狭いのにその狭い中、特に入り口の辺に神社ならではのブ太い神木が3・4本密集して生えていて、圧倒的な存在感。本殿の隣には安産の夫婦杉(二股杉:女性がその間を通ると子宝祈願なのよ)。裏手、神社の鬼門にあたる場所には県の重文に指定されている一位樫もあり、小さいながらも威厳に満ちた神社です。
次は、地名にも成っている修善寺。門構えはまぁまぁなんですが、なんだか金が余っているらしくて不要な物がいっぱい境内にある。寺の修繕も風合いを壊している様な気がして全体的に興ざめ。最期に友人が言った事が言い得て妙で「寺の中に喫煙所があるってどうよ?」と、一服した後に彼は言った。まぁ、面白かったのは、手洗いの水場の龍の口から出ていたのが熱いお湯。暑かったのでさっぱりした冷たい水に触れたいと思ったらお湯です!因にこの調子で、この街の手洗い場は殆どお湯です。
と、この辺りで暑さと疲労で朦朧として来たのでそそくさと宿にチェックイン。本日の宿はYUTORIAN修善寺ホテル。日本でも屈指の歴史を誇る温泉街にあって、なぜかアジアンリゾートテイストを掲げた微妙なホテル。個人的には先代社長が岩をくりぬいて造った岩窟風呂と言うのにも惹かれたのですが、正直言うとなんとか予約取れそうだったのがここってのもある。
まぁ、バリテイストな新館ではなく和室で予約を取ったのでそれ程ではないかったけど、窓から見える庭がなぜか石庭(枯山水ってやつ?!)、それも、庭を挟んで向の部屋も見えてしまう微妙なつくり。ま、疲れていたので部屋に着くなりザックり荷物整理をして、温泉に直行。岩窟風呂は昼の時間は女湯(夜と早朝は混浴!)なので別の大浴場で旅の疲れを落として、部屋に戻るなり夕飯まで昼寝。いやはや疲れがドッと出たね。
飯もこれまた微妙な和食と言うかアジアン懐石と言うか、微妙な組み合わせで異常な品数を微妙なタイミングで出してくる。いや、山の温泉宿で出てくる様な鯉のあらいとマグロの刺身とは言わんが、もっと落ち着いた料理構成にしてくれんかなぁ?素材も悪くないんだから・・・。とは言え、出された物は全て喰うが信条の私は、デザートのババロアを友人の分まで喰いましたよ。しかし、和食&アジアン懐石でなぜにデザートが生クリームの乗ったババロアか?!
飯喰って、部屋で一服しても20時半くらい。で、体調の悪い友人を残して私は一人でちょっくら、夜の温泉街を散歩に。浴衣にスニーカーと言うへんてこりんな格好。夜なのに全然涼しくない温泉街は、まだ夜も浅いのに殆ど店がやっていない!やっている店はおばちゃんたちで賑わう射的場と、紫色の電飾が怪しげな場末感たっぷりのスナックくらい。そんなもの見向きのせずに歩いてたらなんだかじっとり汗かいて来たのでそそくさと宿に戻って、世界陸上見ながら寝ました。オチ無し!
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