超雑務係まんの日記
DiaryINDEX|past|will
朝起きる。 今日はなーんにもやる事がない。
「味噌汁と焼き魚が食いてぇ」 開口一番の言葉。
「うん。」と言ったあと、黙って台所でトントン。
「美味しい海苔をもらったの」 焼き魚の鮭はおにぎりの中身に。
おにぎりをかじりながら、パソコンの電源を入れる。 ご飯を作ってくれた人に背中を向けて、マウスをいじる。 味噌汁を飲みながらメールチェックをする。
食欲を満たしたら、眠くなってくる。 ちょっと寝るわ、と言い残し、さっさと眠りにつく。
昼過ぎに目が覚める。 「うどんが食べてぇ。でもあげ玉が入ってないとイヤだ」 また勝手な食い物オーダーをする。
「あ、じゃぁ、お湯沸かすから、ちょっと待ってて」
少しボーッとしていると。 うどんがテーブルに出てくる。あげ玉もきちんと揃ってる。 旨かった。 シリアさんと、アイダホと、小シリア2と。 夜のあいの里で食した「花村」を思い出す。
満腹になると眠くなる。 で、また蒲団へ直行。
夜に目が覚める。 「サウナに行きてぇ」 目をこすりながら、相変わらず勝手な事を言う。
「あ、うん。少し座ってて」と言いながら、 そそくさと、バスタオルやらシャンプーやらを用意している。 5分後に準備完了。 車のキーを渡され、目的地へ。
サウナで汗を流し、待ち合い室へ。 ビールでも飲もうかと、フラフラしていると、 テーブルで寿司と枝豆を一人で食べてる人を発見。
「何、一人で勝手に食ってるのさ?」 「あ、なんか美味しそうだったの」
枝豆をかじりながら、缶ビールを飲んでみる。 「これ食ったら、ラーメンでも食いに行くか?」
新しく出来たラーメン屋へ。 あんまり旨くなかった。 けど、まぁいいか。
食べてばかりの日曜日。
2部屋しかないこのアパート。 ユニバスだから風呂も毎日沸せない。 2人で住んでるから狭いだろうけど、そう感じる事もぜんぜんない。
俺たちの生活レベルは、ずっとこんな感じで。 よくよく考えてみると、自分の中では今が最高の生活レベル。 これ以上になったら、もう贅沢すぎかもしれない。
「なぁ、今、幸せか?」 初めて聞いてみる。
「不幸じゃないから、幸せなのかな?」
「九州、行ったらどうする?」 「旅行だったら、いいんじゃない?」
「独身だったら、まだいいわ」 「なんだ、それ」
札幌に来てから、今まで一緒に暮らしてて。
失踪歴4回。 発情して蒸発しようとしたのが1回。 捜索願いを出されたのが2回。 会社を巻き込んで捜索されたのが1回。
意外とコレが幸せの正体なのかもしれない。
今日は部屋探しをしなかった。 もうこれからしなくていいのかな。
|