超雑務係まんの日記
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2002年10月21日(月) ドコドコ

ずいぶん寒くなってきた。
うん。
もう雪が降るのかなぁ。

初めての札幌は雪がそこらじゅうにゴロゴロ。
雪解け中といった状態だったの?
車が頻繁に通る泥だらけの道路と雪道が目についた。
雪国のイメージはドコへ、って感じで。

何年かこっちにいるけど、
雪はやっぱり物珍しい、です。
移動で時間がかかり仕事に支障が出るのがツラいけど。


昔の雪話題や子供の頃の想い出話が周りで彷佛する。
北海道の冬を以前から経験してなかった私は、
例えば、噂の未開の地であるシリア城付近なんかだと、
寒さのあまり就寝時は鼻と口以外の顔全体にタオルをかけてないと凍死してしまうとか、
冬に埋まっちゃった酔っ払いが春になると道路脇のとけた雪山から発見されるとか、
そんな冗談みたいな事件を聞く度に、へー、とか、マジ?とか、すげぇ、とか感嘆しっぱなし。

と同時に。
ああ、自分は道産子じゃねぇなぁ、って(笑)
おぉ、ドコの子なんだろうな。


もしかすると、
かつての私がなんとなく思い描いていた、
ボンヤリとした祈りに似た光景は、
実際のところすでに達しているのではなかろうか。


十分すぎるって本質は何事にもないと思うけど、
いわゆる目標とか、目的とか、ヤリタイコト、シタイコト。。。
きっと叶ってしまってはいないだろうか。
というか、すんげぇほどサクセスしてるような気がして、
本当に怖いくらいに立ち直ったなぁと、しみじみするんだ。

もともと大それたゴールを求めてなかったのだろうけど、
確かにこれ以上のモノはハナから想像していなかった。

だから、
きっとお腹がもういっぱいで、
そろそろ目もうつろになり、眠くなってきたのだよ。

すやすやとコノママ。
まぶたを閉じれば、いや、そんなことよりも、
私がドコへ居ようが、星の瞬く世界は常に存在して、
少なくとも、私の事実として、
この空の下でかつては君が笑っていた。

こともあろうに、ある日を境にずっと君は笑顔じゃないか。

ふさぎ込む自分を見て哀しむ人がいるならば、
その呪縛から解き放ってやればいい。

一日の終りを告げる瞬間を見た事がありますか?
夕暮れの哀愁よりも、ずっとずっと悲しくて淋しいです。


私が存在した「かつて」は、ドコですか。
「これから」は「かつて」の延長線上じゃないんだ。


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