超雑務係まんの日記
DiaryINDEXpastwill


2002年12月08日(日)

携帯が鳴る。
ドコモの方はほとんど登録してない。
だから通知番号では誰かわからない。
が、とりあえず出る。

「イヤーーン!アッハッハ!まんたろう、今何やってるのぉお?」

電話掛けといて、第一声に「イヤーーン」はどうだろう?
2児の母にして「イヤーーン」は微妙だ。
もちろん、母に限らずここは「モシモシ」が正解だろう。

腕時計に目をやると20:30を回っていた。
一般家庭では、仕事を終え帰宅した夫が、スルスルッと外したネクタイを妻に渡し、
ひと風呂浴びてビール片手に、テレビを見ながら家族と談笑している頃だ。

「あ。シリアさん。まだ、仕事中なんだ。。。」
「アラ、イヤだわぁん!まんたろうは、頑張るのねん!」

「どうしたの?何かゴキゲンじゃない?」
「今ねススキノにいるのよーー!ラーメン食べたいの!
 あ、ここから○○(建物の名前)が見えるわ!
 ココの近くで美味しいラーメン屋すぐに教えて!
 近くじゃないとダメよ、もう寒くて歩きたくないんだから!」

まぁ、何と急なお話だこと。。。
ハイハイ、美味しいラーメン屋ですね。。
そこ右曲がって。。。そこ左。。。あ、その道をまっすぐ。。。
みたいに電話でナビをしてみる。

「キャアアアア!すごいすごい!並んでるわっぁあ!まんたろう、ここねぇ!」
「あ、見つかった?」
「うわぁぁ、みんな並んでるぅ!じゃぁ、私も並ぶわぁぁ!」
ガチャッ(電話を切る音)

あっ!( ̄□ ̄;)!!

。。。う、うん。。。後で感想でも聞こうかな。
気に入ってくれたらいいな、ぐらいにして再び目の前の仕事に戻る。




が、40秒ほどたってから。
再び携帯。
さっきと同じ番号の人からだ。


「寒いから、並ぶのはヤメたわぁああ!ああ、寒いわぁ!寒いのよぉぉ!」
( ̄□ ̄;)!! えっ。。?ヤメたの。。。?」



「他の所を教えてちょうだい!コーヒーも飲みたいわ!寒いわぁ!」
( ̄□ ̄;)!! えっ。。?カフェ。。なの。。。?」



ラーメンが食べたいのよぉ!寒いのよぉ!
だからどっちじゃぁあ、コラぁぁああ!(▼▼メ) y-゚゚






「イヤーーン!アッハッハ!どっちでもいいのよぉぉ!」
「。。。。」



(続く)




※登場する人物は仮名です。
 一部フィクションが含まれますが、ほぼ状況は事実です。。。


まん |MAILHomePage

My追加