こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2002年10月31日(木)   誕 生 


7年前の今日

けがれなき魂がこの地上に舞い降りる瞬間を待っていた。


花は花として 笑いもできる

人は人として 涙も流す

 それが自然のうたなのさ

こころの中に こころの中に 花を咲かそうよ


くりかえし くりかえし

何時間もの間 その一曲だけを流しつづけ

その子が生まれてきてくれる瞬間を待っていた。




日付が変わり、夜が明けかけた頃、

胎内での日々を終えて、彼はこの世界にやってきた


その場に存在するだけで

まわりの人を幸せにしてしまえる才能を携えて

愛のかたまり あたらしい生命


彼の産声を聞き、彼の姿をはじめてこの目にしたとき

胸の奥から こころの奥から たましいの扉の向こうから

 私のすべてを浄化するような 慈雨がやってきた


その涙は とどまることを知らない川のように 流れつづけた


自分の中にこれほど純粋なこころが残っていた事に驚いてしまうほどの

計算のかけらもなく なんの痛みも 苦しみも 悲しみもない

それまでに流したことのない種類 ただただ感動の泉から湧き出てくる涙

流れ落ちるその水をとめる術はなかった



天に流れる川のように

たおやかに 美しく 

流されるのではなく 逆らうのではなく ただ流れるままに

自分の道を 自分の信じるままに あるく ように



その小さな それでいて なにものよりも偉大ないのちに

天流川 –あるく−という名をつけた



7才を迎えようとしている少年

私のもとに生まれることを選んでくれた事だけではなく

これまでにいろんなプレゼントを贈ってくれた




ありがとう



もっともっとたいせつにしなきゃね と思う

できてないなあ・・・ って思う


■ おかあさんがね さみしそうにしていたからさ

  あるくは やってきたんだよ。


■ みんな天使なんだよ。

  羽根がはえていても、いなくってもね

  神様がいっておいでっていったから 来たから

    みんな天使なんだよ


■ 愛するってことはね、信じるってことなんだ



   お誕生日っていうものは

    ありがとう って想う日なんだね

   うまれてきてくれて ありがとう

   一緒にいてくれて  ありがとう

   いろんなことを感じさせてくれて ありがとう



    そうやって 私を生んでくれたであろう

     母にも ありがとう


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