たとえばそれが素敵な思い出なら。 .............

2008年08月10日(日)

ドンドンて音を聞いて、ベランダにでた。
遠くに綺麗な花火が小さく、それでもはっきりと見ることができた。


きみは覚えてるかな。
学生の頃、学園祭の後夜祭の花火は毎年隣にわたしがいたこと。
去年はすでに花火があがってたから、急いで駆けつけたんだよ。
きみの隣に。


雨。地面がぬれて光ってる。
雨。
きみは覚えてるかな。
わたしがきみの車に乗るときは、8割くらいの確率で雨が降ってたこと。
「わたし、雨女だからー」て言うと
「俺、雨男ー」て笑うきみがいて。
二人揃うと強かったよね。


距離ができると思い出がでしゃばる。
隠れてればいいのに。


わたしの誕生日さえ、すぐ忘れるきみが。
こんなちっぽけなこと、覚えてるはずない。


*


本を読んでもテレビを見ても散歩してても音楽聴いてても。
デートしてるときだって。
わたしはまだ、きみのことを思い出すのです。







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