★好きだけど。 .............
2008年09月02日(火)★
声をかけられたあの日。 ごめん、全然覚えていなかったんだよ。 あんなやつの女になるよーなやつだから。 全然気にしてなかったんだ。
「やっと俺にも春がきたと思ったのに」 言った言葉、嘘じゃなかった。 だってこんな女がいきなり話しかけてきたらさ。
ばっちり化粧してるし。 髪、金髪だし。 ラッキーと思ったよ。 ちょっと優しくすれば、あとは楽勝だと思ったんだ。
それなのに、お前はちっともなびかなかった。 優しくしても、優しくしても、優しくしても。 お前と俺の壁は少しも崩れなかった。
お前が笑ってるの見て。 心は全然楽しそうじゃなくて。 俺が何を言っても、愛想笑いしてるの気付いてた。 お前、本当に辛かったんだよね。 力になってあげられなくてごめん。
分からなかった。 何も言わねーから。 メールも電話も、やたらくれたけど。 言わなきゃ分からないって。 お前さ、俺のこと散々「ばかー」て笑ってたくせに。 知ってるなら言えよ、俺ばかだから分かんねーよ。
お前はいつでも俺の気持ち分かってると思ってた。 俺、辛いとき、お前に相談したって、いつでもお前は俺の気持ち分かってくれたじゃん。 俺が嫌だなと思うとき、いつもお前が空気変えてくれたじゃん。 つまんねーなと思うとき、お前がいれば笑わせてくれたじゃん。
今更だよ、すげー今更。 今更すきとか言われても困るし。 もっと早く言えよ。 俺が笑うツボも怒るツボも悩むツボも分かるお前なら、全部気付くと思ってた。 人のこと言えねーじゃん、お前ばかすぎる。
好きなひとできたって。 すげーむかつくけど。 お前俺のこと好きなんだろ?てキレそうになるけど。 それでいーなら何も言えないし。 つーか、俺が何か言える立場じゃねーし。 でもやっぱ納得いかないけどね。
でも、これだけは言えるんだな! お前がいると、俺すげー楽しい。
分かるか?
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