好きだけど。 .............

2008年09月02日(火)

声をかけられたあの日。
ごめん、全然覚えていなかったんだよ。
あんなやつの女になるよーなやつだから。
全然気にしてなかったんだ。


「やっと俺にも春がきたと思ったのに」
言った言葉、嘘じゃなかった。
だってこんな女がいきなり話しかけてきたらさ。


ばっちり化粧してるし。
髪、金髪だし。
ラッキーと思ったよ。
ちょっと優しくすれば、あとは楽勝だと思ったんだ。


それなのに、お前はちっともなびかなかった。
優しくしても、優しくしても、優しくしても。
お前と俺の壁は少しも崩れなかった。


お前が笑ってるの見て。
心は全然楽しそうじゃなくて。
俺が何を言っても、愛想笑いしてるの気付いてた。
お前、本当に辛かったんだよね。
力になってあげられなくてごめん。


分からなかった。
何も言わねーから。
メールも電話も、やたらくれたけど。
言わなきゃ分からないって。
お前さ、俺のこと散々「ばかー」て笑ってたくせに。
知ってるなら言えよ、俺ばかだから分かんねーよ。


お前はいつでも俺の気持ち分かってると思ってた。
俺、辛いとき、お前に相談したって、いつでもお前は俺の気持ち分かってくれたじゃん。
俺が嫌だなと思うとき、いつもお前が空気変えてくれたじゃん。
つまんねーなと思うとき、お前がいれば笑わせてくれたじゃん。


今更だよ、すげー今更。
今更すきとか言われても困るし。
もっと早く言えよ。
俺が笑うツボも怒るツボも悩むツボも分かるお前なら、全部気付くと思ってた。
人のこと言えねーじゃん、お前ばかすぎる。


好きなひとできたって。
すげーむかつくけど。
お前俺のこと好きなんだろ?てキレそうになるけど。
それでいーなら何も言えないし。
つーか、俺が何か言える立場じゃねーし。
でもやっぱ納得いかないけどね。


でも、これだけは言えるんだな!
お前がいると、俺すげー楽しい。


分かるか?



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