★大切なものを消していく。 .............
2009年03月08日(日)★
最低な気分だ。
「かっこいいですねー」
て言いながら、頭を肩にあずけた。
そのひとは、かわいいなぁと言いながらわたしの頭を撫でるのだ。
左手の薬指には指輪。
そっとはずしてくれるんだ。
奥さんはわたしの上司の従妹。
ばれたら恐ろしいね。
チャラい馬鹿女になるのは簡単。
心が磨り減る。
苦しい。辛い。悲しい。
家に帰ったときの自己嫌悪との戦い。
わたしには、こんなこと、向いてない。
けれど、愛されることでしか自分を保てない。
たとえ一瞬の愛だとしても。
一番大切だったものを消しました。
あの夜から、すべてがドロドロ崩れていったんだ。
忘れたいから。
寂しいから。
代わりの腕を探してるの。
どんな顔して会えばいい？
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