微笑みながら私は笑っている きっとこのまま口を開けば思いが全て漏れてしまう あぁ それも それもまた 一興 と 今までに数えた月日を 無に帰してしまいたく なります
本当は爪先を切り落としてようやく灰かぶりの靴に足を入れているのに 血が滲んで滴るまで貴方は気付かない いびつな足の切り口は 本当に私のせいではないのか 小さく 疑ってみる
間違いのない夢を見る 夢ばかり見る ここに私が居ていいはずはない それでも まちがいは起こり糾されないまま もう微笑みが唇を縫い閉じてしまった
息を吐く そのときに 全て思いがこぼれ出てしまわぬように 唇に 指先を 添えながら今も微笑んでいる
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