| 2003年05月22日(木) |
にじみ出た血が赤いのが好きだ。 |
Ope.
切り離してください あなたの耳 根元から そのふるえる指先で あふれる痛みをこぼさないように
うすいナイフは用意しましょう 砥石 透きとおるように白い包帯も だからさくりと 削ぎ落とすように 切り離してください その両の耳
痛みに 腕がおびえるなら この両手を添えて あたためましょう そうして 微笑んでいるから 私は 限りなく慈愛に満ちた目で だからせめてひといきに つめたい刃を すべらせて
あなたの目が慈悲を願っても 怯え哀願に満ちて私を見つめても 不思議そうに 手がうごかないの と 訊いてあげるから きっと躊躇わずに居る方が きっと いい
切り離してください そのあなたの 両の耳 それは断罪でも 代償でも なくて ただ私の思う現実 の かたち そのもの
終われば 白い白い包帯を くるくると巻いて 目鼻のなくなったあなたの唇に 私は口付けるから そうやって私の免罪を いつか 待ちわびていれば いい
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なんとなく書いちゃったんだけど。 ・・・こういう詩はしばらく書いてなかったのにな。と。 思いました。
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