あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年09月20日(土) おなかがすいた



くもりぞら。
おなかがすいた、と何処かで言う。
おなかが、すいた。
本当に腹が減ってるのかとか、そういう無粋なことを聞いてはいけません。
ただ、ナンセンスなことば。
それを例えば何と教えればいいんですか。


おなかがすいた。
明日も明後日もあのひとに会えないという空漠。
さみしいとか、そういうものでもなく。
嘘はつきません。
さみしいから。


おなかがすいた。
もう読む本が無いという焦燥感。
知っている作家のある程度内容の期待できる本を手元に置いておくことの充実感、から派生する安堵。
本棚に並ぶのは、もう食べ尽くしてしまった晩餐の空になった皿の山。
美味しかったなぁ、と
ちょっとかなしい。


おなかがすいた。
おなかがすいた、と言っても誰も答えてくれない物足りなさ。
口に出せない不満。
おなかすいた、から、
だから何。


 **

きつい言葉を投げつけられて帰る道すがら。
なんてゆーか、ヒステリーっぽくなってしまった女のひとって手がつけられなくって困る。
そして怒られると僕はどうも萎縮してしまって頭が回らなくなる。
それも困る。
でも怒りに怒りで応えててもしょうがないですよね。というのが大人の回答。
倍にして返せ!というのが正直な反応。
むー。

ふ、と笑って済ませるのがかっこいいのかな。本当に。




↑というものだそうです。
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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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