あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年11月10日(月) 通行人はバスに乗り込んだ。



何かたくさん、いろんなことを忘れてしまっているような気がする。
灰色にうっとりと沈み込んだ空。
バスの座席に深々と腰を下ろしながら水滴に装う窓を見上げる。

 あなたどこにいますか。

肩に染み込んでいく雨粒のなごり。
ゆっくりと曇っていく窓ガラスの奥に、薄暗く広がる鎮守の森と走り去る車の列とが消えていく。
もうずっと、何時間もこのバスに乗っていたような気がしてくる。
とりあえず僕の座るこの一角は平和だ。
「それじゃ、さよなら」
乗客が乗客に告げて、バスを降りていく。
それだけで何か古いセピア色の写真の一葉のように。
「えぇ、さよなら」
乗客は通行人に変わり、乗客は乗客のまま、もう少し遠くへと揺られていく。
次のバス停まで、およそ3分。

 **

雨の日は沈みがち。
昨日は結局、猫パンチをしている自分を想像すると笑えてきたので大丈夫かな、と思ってたのにやっぱり怒ってしまいました。
ダメだな。

風邪はほぼ治りかけ。
でも親知らず痕がまだ痛むので、何だかいやな感じ。さっさと完治(?)してほしいものです。
京都は一気に寒くなってしまって、紅葉も進んだみたいだし。
もう冬だなぁ。





↑やばいなぁ(汗

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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