あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年11月21日(金) しおれる草



眠い。
少しずつ世界の地面から沈みこんでいく感触。
柔らかな雲のように、マシュマロのように柔らかな地面にめり込んでいく僕の足首。
起き上がろうとする意識。
足踏みをして、少しずつ上昇する。
けれどゆっくりと、ふうわりと世界は綿菓子のように弾力に富んで。
世界の波頭はもう、せりあがって君と僕を隔ててしまう。

  さようならさようなら世界、やわらかく閉じて そこで

                            終わっていて。

 **

弱っていますね。
根っこから水を吸い上げる力が落ちているのと、ぎらぎらと照りつける太陽に吸い取られていく養分が多すぎるので、なかなかしゃっきりと光合成を行えずにいます。
いつのまにか枯れしぼんでいた双葉。
明日は寒くなる、という予報なので霜が降りそうで怖い。
この空の下は天蓋も無いので霜に当たればきっと枯れてしまうでしょう。

唯一の救いは寄り添うあなたの存在です。

今日は風が強くてすっかり疲れてしまいました。
なるべく早くに眠ってしまいましょう。
再び朝に、霜の氷の下でも目覚められることを祈ります。

何度も何度も、
夜中、
手さぐりで探す
アナタの存在。





↑それだけで僕は安らぐから。

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