あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2004年10月30日(土) 恋しさに反乱



夜半。
家から遠くで、酔った頭を抱えている。
知り合いの煙草を1本もらう。軽すぎる。
身近に煙草を吸う人がいるとたぶんやめられないだろうな、と思う。
白い息を、吸って、吐き出す。
こんなものか、と思って、
煙草の火を消す。


終電近く。
このまま誰かの家に転がり込もうかな、と思って
だけどそれができなかった時の事を考えてちょっと泣きそうになる。
ここで泣き出したら本当にみんな同情してくれてしまう、と思って
暗い地下道を早足で歩いていく。


べろべろに酔って家に帰る。
電話が光って見える。
枕に頭を落とすと本当に静かな夜。
静寂がうるさい。
今日は煙草を2本吸った。
雨の中、咥えた煙草に火をつけて、臭い煙を吸って、こんなことちっともカッコいい事じゃないんだと思った。
当たり前だ。


今日はすごく可愛い子がいた。
なのに名前も電話番号も聞かずに帰してしまった。
今の僕、たぶん性欲とか無いなぁ。
操られるように恋をするのではイヤだ。
人肌に飢えたように恋をするのもイヤだ。
恋は衝動と気の迷いの結晶でいい。
自分がニュートラルの状態になるまで待っている。







だけどだけど今日、ほんのすこしでも泣きたかったな。






↑転がっている。

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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