なんであのひとがやさしく微笑めるのかわからなかった。
わ ら わ な い で
やっぱりこのひとは違うのだ、と思って急に 吐き気がした。 いや違うのはこのひとでなく僕自身で 笑うのを諦めた時からどこか完全に狂ってしまったのだ、と わかって 結局僕はなんにも手に入れられなかった まけいぬ なんだ と こんなところで泣くのは卑怯すぎるとわかっていたけれど もうどうしたらいいのかわからなくなって
ないた
*
ひとがかたるゆめをききたい ひとがはなすきぼうをききたい それだけの ふかのうなゆめのくるおしさになれつつある
ぼくというなのあいじょうをあなたはうけとれません ぼくというなのてがみをあなたはうけとりません それなら まちがえた、といわないことを それだけをぼくはちかっておきましょう
あいして る なら ここにあなたのちいさなきぼう が あります
|