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眠りの森の美女はおとぎ話じゃなくて訓話だって!


 一昨日の夜観に行ってきました。
 Kバレエカンパニーの『眠りの森の美女』
 あの熊川哲也が監督・主演・そして振付の追加を手がけた舞台です。

 彼のチケットはなかなかとれないの・・・
 珍しく次女にせがまれて、ぎりぎりにとったチケットは3階席。
 それでもいいお値段なの。
 でもね、次女が何かをせがむなんて
 100年に1度あるかないかのことだから
 清水の舞台から飛び降りたつもりで2枚買ったの。
 チケット2枚分でエアコンの修理ができたかもしれない・・・

 公演は九州交響楽団の生オーケストラ付きでした♪
 そして舞台装置も衣装も絢爛豪華でした。
 今回新しく追加された振付も説得力があったし
 何よりも熊川さんのジャンプ、前に観たときと
 少しも変わらず高く高く力強く素晴らしかったです。
 とってもカッコいい王子さま♪うっとり〜♪♪♪

 ++++ここでどんなに素晴らしかったって言っても
         伝えられないと思うので省略++++

 ところで眠りの森のあの童話


  お姫様が呪いをかけられて眠りについて
  100年後に勇敢な王子様に見つけられて
  キスで目が覚めて、結婚して幸せに暮らしましたとさ


 って言う物語で作者のペローが言いたかったことってご存知でした?
 私もパンフレットを読むまで知らなかったんだけど


  『100年待てとはいわないけれど
   良い相手がみつかるまで結婚は急ぐな
   晩婚でも幸せになるカップルは多いんだよ』


 なんだってーー!!!原作に書いてあるらしいです。
 結婚する前に読んでおけばよかったーーー(爆)
 

 <さてバレエファンの人はこちらも読んでね>

 プロローグの序曲が流れる中、幕が開いて
 紗のスクリーンの向こうに悪魔とその従者が現れます。
 オーロラ姫の誕生祝いに呼ばれなかったことに悪魔が怒る場面。
 今回熊川さんが新たに追加した場面です。
 スクリーン越しということで、
 暗い底のないものを感じさせて効果的でした。

 一幕の妖精の踊りはクラシックチュチュじゃなくて
 ロマンティックチュチュ。優雅さがひきたちます。
 リラの精の衣装は夢のようでした。

 二幕。ここでも森の中を彷徨う王子様の踊りを新たに追加。
 控えめの振付だったのは、ジャンプを見たい私としては
 ちょっと残念だったけれど、全体のバランスを考えると
 あそこを派手にする訳にはいかないもんね。

 オーロラ姫はロイヤルバレエのヴィヴィアナ・デュランテ。
 柔らかく優雅なお姫様でした。
 三幕のグラン・パ・ドゥ・ドゥ。
 熊川さんのジャンプは衰えることなく
 3階席から観ても宙に浮いているように見えるの。

 そして割れんばかりの拍手。スタンディングオベーション。
 何度も何度も数え切れないぐらいのカーテンコールに
 応えてくれて、すっかり満足できました。
 次女も目を輝かせていっぱい拍手していました。
 
 ちなみに次女に
 
 「何がイチバン感動した?」って尋ねたら
 
 「カーテンコール」

 だって。う〜ん分らないでもないわ(笑)

 そんな次女は小さな舞台で12月に
 眠りの森の優しさの精を踊るために練習の日々^^


 (追記)眠りの森は1月にチャコットでビデオが販売されるそうです。
 

 
2002年12月07日(土)
 


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