【1】名のかけら
誕生日に名のかけらを拾いました。
老人が腰掛けていた切り株の横に落ちていたのです。置いてあったと言った方がいいかもしれません。
それは以前私が落としたもので、拾い上げると同時にいつ、どこで、なぜ落としたのか思い出しました。
私は小躍りしました。なんであろうと拾ったらうれしいものなんです。しばらくして我に返り、とりあえず名前としてかかげることにしました。
2005年03月14日(月)
寝言日記
/ 杏