青の階

2004年07月25日(日) 統制を失った世界の輪がまわるまわる

薄暗い部屋の床に寝そべって
今は動く元気が無い
四角い青空をなにかよくわからない白い鳥の群れが横切っていく
ゆっくりと自分の体温がぬけてゆくのが感じられた
爪の先が、鋼のように冷たい
世界は猛スピードで廻っているのだ
あと二日したら
ろくに理解も出来ていない頭で
ここと太陽の距離だとか
銀河の遠ざかってゆく速さだとかを
100円のシャーペンで(できもしないのにむりやり)計算して
単位を得るために試験の用紙を埋めているだろう
わたしの知りたいこの空のふかさのこととそれは
随分遠い気がする
とても眠たい
海に行きたい


胸騒ぎみたいな
いてもたってもいられないような気持ちになるよ
声をきいてしまったから
前触れも無くふいに
とてもいとおしくなる


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si-la [MAIL] [PHOTO DIARY]