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★★★
★★
★ 泣いたら何か変わりますか?
水曜日でした。半日でした。(何)
授業もヒョンちゃんと一緒なのが一個もないので放課後まで会えなかった。
放課後っつっても昼後だけど。
ランチの後に友達と別れてふと前を見たら校庭(校庭というか学校の敷地の
ど真ん中にある巨大な草野原/草原)にあるベンチに
ヒョンちゃんとミっくん(浅実とも結構仲いい韓国人)が座ってた。
最初はそのまま通り過ぎようと思ったんだけどコノ期を逃したら多分今日は
会話できないと思って「なにやってんの?」って言って割り込んだ。
けどやっぱり間違った選択をしたらしい・・・・
ミっくんはいつも通り出迎えてくれたけどヒョンちゃん挨拶もしてくれない。
なんか深刻な話してたみたいだった。
「なんか・・・・邪魔したっぽい・・?(−−;)」
って聞いたらミっくんは
『今ヒョンと二人で浅実の陰口叩いてたんだよw』
なんて冗談で言ってたけど、どう考えてもアタシが登場した時の
ヒョンちゃんの態度があながちアタシの事話してなかった
ワケでもなさそうで、そうでなくともすごい深刻な話してそうだった。
今思うのは、何であの場でそのまま立ち去らなかったんだろう?って事。
少しでもゴンに邪魔されない時間が欲しかったのかな・・・
少しワガママになりすぎたのかな。
何か会話がしたい。と思ってヒョンちゃんに話しかけた瞬間
『浅実、行け。』
って一言、大真面目な顔して、この3ヶ月で一番冷たい声色で言われた。
いつも優しい彼の口からあんな冷たい言葉が出てくるとは当然考えてもいなくて
何か聞き返す前にまた『行け』と一言。
傷つくとかそういう次元の話じゃなくて、本当にショックで言葉がでなかった。
なんかな・・・・失敗しちゃった・・・
後ろからアタシの名前呼ぶヒョンちゃんの声が何回か聞こえたけど
多分すごい情けない顔してたと思う。振り向けなかった。
もう終わったかな。とも思った。
むしろあのまま終わってくれた方が楽に物事が済んだのかもしれない。
けどあの後部屋戻ってしばらくしてからヒョンちゃんから電話がかかってきた。
『浅実・・・・ごめん』
謝らないでよ。
謝られたらつくはずだった諦めもつかないじゃん。
元気つけないでよ。そんな心配そうな声ださないでよ。
少しでも願いがあるんじゃないかなんて思わせないでよ。
そんなことされたほうが余計傷つくんだよ・・・?
傷つけるつもりじゃなかったんだったらなんだっていうの?
貴方の曖昧な態度が一番痛いって事、なんで解ってもらえないんだろう。
中途半端に冷たくして、中途半端に優しくして。
その気にさせるような言葉ばっかり吐いて。
少しでも希望があるんじゃないかと思うから貴方と居たいと思うのに。
アタシが勝手に振り回されてるなんてこと百も承知だけどさ。
アタシが勝手に好きになって アタシが勝手に貴方とゴンの友情を
ひっかきまわしてる事も知ってるけど。
全部アタシが悪いとは思わない。
絶対に好きになった事だけは後悔しない。
涙は最大の武器だと思う。
多分泣いたらヒョンちゃんはアタシの所に来てくれると思うけど、
だけどそれだけじゃ本当に幸せにはなれないと思う。
別に付き合いたいわけじゃないの。付き合わなくたっていいの。
ただ、彼の一番になりたいだけ。彼の中で大切になりたいだけ。
いつからこんな不器用な恋しかできなくなったんだろう。
昔から確かにそんなに恋愛上手じゃなかったけど。
そんなに威張れるほど恋愛経験があるわけじゃないけど、
今よりは全然上手な恋愛してたと思う。
女子高に居た間は恋がしたくてしたくてしょうがなかったけど
今となっちゃ心臓が痛くて痛くてしょうがないよ。
痛いだけの恋愛なんていらない。 甘いだけの恋愛もイラナイけど。
やっぱりワガママなのかな・・・・・所詮無い物ねだりだしね。
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