2002年06月03日(月) |
植木不等式「こころが疲れたら読む世紀末おとぎ話」★★★☆☆ |
 『こころが疲れたら読む 世紀末おとぎ話―トンデモ童話20選』 植木 不等式 大和書房 (1997/09)
ばっかばかしくって、声を出さずに笑ってしまう、そんな話がこの頃好き。
帯には「本書を読んだ方はあまりのアホらしさに、裏に何か深い意味があるのではないか、と心配になることだろう。安心したまえ。何もないのである。」 「こんなに笑えるおとぎ話は後にも先にもありません!!」
ほんとに、笑える。 こころが疲れたら…とあるので、なんかホロッときたりする癒し系かと思ったら、ほんとにアホらしい、おとぎ話、昔話のパロディ。
私のツボにはまったのは、 こぶとりじいさんの「こぶとりを落とす勢い」。 エンゲルスとグレーテル。(エンゲルじゃないのよ) マッチ売りの少女。の「まっ、血売りの少女」と「マルチ売りの少女」。 (オチ載せちゃって、これから読む人ごめんなさい。でも、それでも笑えると思うよ)
そう、私は世にもくだらないダジャレが好きなのでした。 「こんなにくだらなくて笑える本もあるよ」とおすすめがあったら、どうぞ教えてくださいな。
『こころが疲れたら読む 世紀末おとぎ話―トンデモ童話20選』
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