2002年06月20日(木) |
井上朝子『母業失格』★★☆☆☆ |
 『母業失格』 井上 朝子 ポプラ社 (1999/03)
テレビで見た『十七歳』という本を書いた井上路望さんのおかあさんが書いた本。
息子のいじめと成長を見守り、時に行動する姿が書かれている。 母親として、一人で子ども二人を育てて、読む限りではできたおかあさんだなーと思った。 悲しい思いをたくさんしただけ、強くなれたのだろうか。 いじめにあった時にどうするか。 答えはいろいろだろうけど、私は「逃げること」も十分尊重されるべき選択肢だと思う。 逃げる勇気も戦う勇気も同じだ。 死んだ気で、とかいうけど生きているのだから。 死んでしまっては意味がないから。
私も少しでもできた母に近付けるように、心掛けよう。よう。よう。
『母業失格』
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