| 2004年07月29日(木) |
『二人だけで生きたかった』★★☆☆☆ |
 『二人だけで生きたかった―老夫婦心中事件の周辺』 NHKスペシャル取材班 双葉社 (2004/02)
NHKのアーカイブス特別編だとか。 副題は『老夫婦心中事件の周辺』。 NHK取材班は足取りを追う。
痴ほうの妻をかかえ、持病の体と戦いながらの日々。 それでも、彼は幸せだった。
どうにもならなくなって、その時彼等が選んだ道は。
親子心中なんて聞くと「それは心中じゃなくて殺人と自殺だろ!」と言いたくなる私ですが、ここに出てくる老夫婦はそうじゃなかったのかもしれない。
二人だけで、海へ。
これで楽になれる。
ふたり一緒に。
そう、どんなに愛し合っても、一緒に死ぬというのはかなり難しい。 残されるのが嫌と言っても。
彼等予備軍はものすごくたくさんいて、そしてそれに国や地方の対応がおいついていない。 私自身、予備軍なんだ。 子どもの世話になるなんて考えてもいないけど、その時がこないとわからない。まして、痴ほうになったら。(物忘れはすでにかなりきてますが)
老後をちょっと考えてみるのもいいかもしれません。
なにより私がうらやましかったのは
"夫の妻への献身的な愛。
薄っぺらな自分にそれができるだろうか"
日に日に薄情さのつのる自分にはちょっとキツイ愛情ものでした。
『二人だけで生きたかった―老夫婦心中事件の周辺』
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