| 2004年12月06日(月) |
モーリス・ドリュオン作安東次男訳『みどりのゆび』岩波少年文庫★★★☆☆ |
モーリス・ドリュオン作安東次男訳『みどりのゆび』岩波少年文庫★★★☆☆
なんとなく、『星の王子様』を読み終えた時のような、気分。 とても大切なでも忘れがちなことを、易しく楽しい文章で伝えてくれる。
触る物をみな花の咲く植物に変えてしまう、チト少年。 彼の父親は兵器工場のオーナー。 町にはスラムが、陰気な刑務所が。 彼はあちこち変えていきます。花いっぱいに。 人々は笑顔になり、でも、兵器工場は…。
児童文学、というジャンルはあまり読んだことがないのだけど、楽しく読めた。 この作者は「大家族」で始まる三部作「人間の終末」というのを書いているそうだ。 読んでみよう。
印象に残ったところ。 「この世で一番規律をみだすいやなやつ、それは戦争だ、とチトは考えました。なぜなら、だれも、いちばんたいせつなものを戦争でうしなうからです。」(p137)
「『泣け、チト、泣け。』ジムナスティクは、やさしくいいました。『それでいいんだ。おとなは泣くまいとする。でもそれはまちがってる。おとなの』なみだはからだのなかで凍っていて、そのため心までがつめたくなっているんだ。」(p196)
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モーリス・ドリュオン作安東次男訳『みどりのゆび』岩波少年文庫★★★☆☆
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