何があっても今生きてるし

2005年02月26日(土)

title  ただずっと、強がっていた。

何でこんなに我慢しなきゃいけないんだろう、と、
本気で泣いた。
生きることは我慢することと同じくらいなものなんだろうけど、
それを考えるとゲンナリする。
アレはアレ、ソレはソレ、って、決めとく典型的なマジメーな子だから。
マジメなんていいイメージが沸きそうなタイプだが、
私は逆にとても厄介な性格だと思う。
ねぇ、なんかもっと悪いことしてもいいよね?
悪いことやると言ったら、本気でやりだすだろうね。
灰色なんて知らない。
白か黒か、それしか分からない。

なんかもう過去の事しか思い浮かばないんです。
未来に、自分がどれだけ自由に生きていこうとか、
考えるだけ無駄のような気がしてならないんです。
疲れるから。
そもそも、初めにいいとこに暮らしていた所為で、
そう感じるだけなのかもしれないけど。
ちゃんと一軒家に住んでいた時期もあったんだよなぁ。
それから色々と考えさせられる事が多くなって、思春期にもなって。
思春期なんて最悪だったんじゃないのかなぁ。
一番我慢していたと思う。
母親が女になっていくのを見るのは、子供にとって最も嫌な事だと思うから。
破廉恥な意味じゃないんですよ。
自分の一生の母親であっても、もう二度と自分のお母さんじゃないんだから。
「お母さんが幸せならそれでいいよ」なんて、今考えたら、
見え見えの我慢だったなと思うや。
そんな生活が嫌で、急に「友達の家に泊まりに行く」って逃げる口実。
「お母さんが嫌で泊まりに行くの?」「ううん、違うよ」
違わない。
「そっか、お母さんが嫌で行こうとしたのかと思ったよ・・・」
あんたが嫌で嫌でたまらなかった。
本音はこうだった。

ただずっと、強がっていた。

「人生なんてこんなもんだ」
「男と女なんてこんなもんだ」
「生きることなんてこんなもんだ」

そうやって、丸く治めておけば何のトラブルだって起きない。
我慢しておけば万事解決。そういうものだ。

いつからか何処かで、反発することはいけない事だと考えていたからだと思う。

でもそれは、私自身の危険信号や分かってもらいたいことも一緒に、
閉ざしてきてしまっていたんだな。
いい子の顔の裏側にね。

面白いくらいに世間は受け入れるんだよ。
「あんた、大人だねぇ」って。

ははは、最高だ。


疲れたよ。
もう全部疲れた。
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