母のタイムスリップ日記
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2013年07月05日(金) 面会に行く


弟は朝仕事先へと出かけた。
ほんとは昨日の1泊で終わりの筈だったが 夫が今日もよかったら…と誘ってしまった。

明日は 甥っ子のお祝い事で出かける予定。
準備もあるのでちょっとブルー。

でも夫が誘ったのだし腰を据えては少しはなしてみてもよいのでは…と思った。
昔(父の存命のころ)は弟たちとの交流もチョコチョコあったのだが母を引き取って以来微妙な風が吹いていた。
だから できるときにすこしずつ距離を詰めていくことも大事かなと思っていたので仕方がない。

夕方弟はやってきた。
5時までなら面会もできるんじゃないかなと伝えていたのでそのつもりできたようだ。
ショート先に出かけるとぼーっとした表情の母だった。
おそらくこれが母の状態と弟は思っているはずだった。
なのでゆっくりと母に話しかけて手を擦って…。
そのうちに母の顔がいきいきとしてきた。
弟はそのことに気が付いた。
次男弟が来た時ほど強い反応はなかったがそれでも良い表情になった。
「わからない人。言葉や思いの通じない人だった人」が話しかけてタッチングすることで変化が起きた。
これが周囲に坐している方たちも表情に変化が生まれた。

ちょうど夕食の時間になったので母の部屋で食事介助。
全量を見るのは初めてだった。
これは家で食べる量よりも少ない。
具合が悪いとこの量が減るんだなと分かった。
水分摂取量も少なめ。
舌はまた荒れ始めていた。
食事は全量摂取して口腔ケアをしっかりして顔をふいて食事を終えた。

弟にも食事介助してもらった。

弟も気が付いた。
母は話しかけが理解できているということに。
そしてスキンシップが大事だということに。

夕食が配膳される前までの間職員は全体をザッとみているだけだった。
でもこの間にもう少し話しかけができそうだと感じた。
これは素人の考えなので…。

食事介助を終えて帰るころにはしっかりした表情に戻っていた母だった。
あと数日ごめんね。

家に戻ってから夫も帰宅してまた飲み会。
しょうもに話に耳を傾けた。
昨日 弟の泥酔の状態でいろいろのことがあった。
弟はそのことに今朝気が付いたようだ。
ほんとに相変わらずバカな弟だと思った。

いろいろのことは弟の記憶には全く残っていない。
ほんとに残っていなかった。

今日は同じ間違いをしないように自重していた。
今日は12時を廻るころにはお開き。
やれやれ。

他にも叔父の葬儀について故郷ではかなり不満がおきているようでいとこたちから電話があった。
ほんとに困ったことだな。
家族の意思を大事にしてあげればいいのに…。


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