2002年07月30日(火)

■ そこから自転車に乗って来たよ

言われたよ、言われたよ。
言われてしまったよ。
日曜日にまたアロハでうろうろしていたら。
っていうか、近所の薬屋さんに買物に行ったら。

「……遠くから来たの?」

なんだよ、それは。
どこだよ、遠くって。
そこから来たよ。自転車に乗って来たよ。
歩いても5分もあれば着くけどな。

まぁ、観光客とでも間違われたんでしょうな。
ここんとこお祭り続きみたいだし。
……みたいって、なぁ。

 ☆彡

この時期に集中してあるこの界隈のお祭りのなかで、
最もワケわからんのが聖徳太子祭とかいうやつで、
入ってきたチラシを何度読んでも、
この町と聖徳太子との関係とがよくわからない。

ここで生れたのか?
ここで死んだのか?
ここに来て記念植樹でもしたのか?
ここに寺を作れと命令したのか?

っていうか、その時代、北海道なんてなかったろ?
いや、あったんだろうけど、認識されてなかったろ?

こんなだったら、卑弥呼祭だろうとスサノオ祭だろうと、
なんだってやり放題じゃないかという気がするが、
まぁ、でも、お祭りなんて所詮そんなものかもしれない。

基本は「あっちでもやってるから、おらっちでもやろう」でしょ。
「すでにあっちでやってんだから、うちはいいか」ではけっしてないな。

 ☆彡

帚木蓬生(なんてむずかしい名前なんだ)の「エンブリオ」だとか
東野圭吾の「トキオ」だとかを手に取ってみたくて、
隣町の本屋まで足を伸ばしてみたのだが、
そこで一番いい場所に積み上げられていたのは「模倣犯」。

いまだに。
そばにはしっかり「だからあなたも生き抜いて」。
あはぁ、はぁはぁと笑うしかない光景。

読みたければ簡単にネットで買えることはわかっている。
が、その前に手に取ってみたいじゃないか。
どっち買おっかなーと思案だってしたいじゃないか。
場合によっては両方買い、他にももっと買ってしまうかもしれないし、
あるいはなにも買わずに出てきてしまうかもしれないが。

というわけで、この間まで「アキバ行きてー」を口癖にしていたぼくは
にわかに「あー、神保町行きてー」とつぶやいてみるのだった。


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