仕事帰りに会った日があった。
どうしても顔だけみたくて。少しでも会いたくて。
普通に・・仲良くしていた・・・・・。

それは９月に入ったばかりの頃でした。
その夜、電話をした。２時間喋った。
その内容は・・・・
ここには書ききれないくらい、けちょんけちょんにsakuに言われた。
要約すると「yuiの事は遊びだった」みたいな内容かな。
それを根っこに、枝分かれでいっぱいひどいことを言われたって感じ。
初めは「はぁ？」とか思ってた。
だって、それまで仲良くしててそんな事を言う人にはとても思えなかったから。
最初の１時間半くらい、ひどい事を言われ続けても
全然信じられなくて「はい？？？？？？」ってハテナマークがいっぱいだった。


「本気で言ってるの？」
「sakuは、今、本当に心からそう思って言ってるの？」
って何回も聞いた。

だって話を聞いていても、言ってる事を信じられなかったから。
それまでと１８０度違う態度と、話し方・・話の内容・・・・・・
私の知ってるsakuじゃないっ！

でも・・・
最後の３０分で観念したというか・・・
信じられなかったけど、こんなにずっと言い続けるなんて
そういう結論にしたいってことだなー・・・って思った。
納得いかなかったけど、もう・・いいや・・・って思った。

なかったことにしよう。
忘れよう。
記憶からなくそう。
もう好きじゃないって思い込もう。

まだsakuが話してる途中で
「わかった。じゃあね。」と言って私から電話をプツッと切った。

一時間くらいぼーっとしてた。
なんか・・私がsakuの事、とても好きだったのって伝わってたのかなぁ・・とか
あの日、楽しかったのとか、嬉しかったのとか
幸せだったのとか、嘘だったのかなぁ・・・とか。
頭の中ぐるぐるしながら。

電話でsakuが喋っていた言葉をいっぱい頭に思い出していた。
会って喋った私のsakuに対する印象、感じ・・・・・・
見間違えたのかなぁ・・・・。って考えた。

色々考えて一時間後くらいに
割と冷めている私に気づいた。
あそこまで言われて・・・私って馬鹿だなぁって。
しかも言われっぱなしで私の意見、なんも言ってないじゃんっ！って（笑）
切り替えが良くて、冷めたのではなく
あんなひどい事を２時間にわたり言われたら多分、誰でも冷めると思う・・。
２時間聞いてた私もすごいけどね。
だって、何時間聞いても多分信じられなかったよ。

でも
結局その日は眠れず朝５時半まで起きていて
７時に起きて仕事に行った。

仕事が終わったあと帰り道で
一瞬躊躇したが、携帯を握りしめ
sakuからもらったメールをフォルダごと消した。
「好きだよ」
「会いたいよ」
メールも・・・全部・・・消去・・・。
携帯から登録も消した。
お家に帰ってメッセの登録も消した。
PCにくれたメールも全て消した。

そこまで消したところで・・・
sakuにPCからメールを書いた。
２時間言われっぱなしで、私の意見を言えなかったからだ。
本当に冷めきっていたので、かなり冷たいメールを出した。

もう何も思わない。
sakuのことを好きだった私。
sakuに思われていた私。
そんな事実はなかったと・・思える。
私を悪者にして、結果的にsakuがうまくいくなら
それで良いよ。彼女と仲良くね。

てな内容を送って、sakuのPCのアドレスを消して・・・終了。

私を悪者にして・・って書いたのは
「yuiがsakuにものすごく迫りまくって、ぐちゃぐちゃにした」
っていう噂が流れていたからだ。
その噂を事実にしたいのならそれでもいいと思った。ほんとに。

そして、そのあと思った。

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