酒と薔薇の日々日記
琥珀



 ミレー三大名画展鑑賞の巻き

やっぱり平日の美術館は空いててイイです。お客の殆どが4,50代の奥様方でしたので153センチとちびなワタクシでも楽に見れました。

ミーハーなワタクシは「落穂拾い」を生で見るのは初めてだったのでかなり期待して行ったのですが、意外とちっちゃい絵でした。この作品、一見のどかな風景なんですが、ほんとは農村の厳しい貧困を描いているのですよね。ワタクシが一番いいなと思った「羊飼いの少女」もそうなんですが、夕暮れの淡い影が全体を包み込む中の人物と風景で、見る者の気持ちをほんわかさせてくれます。その他にも作品数が多くミレーの年代ごとのタッチの違いなんかもよくわかって良かったです。後半の関連作品にもゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、ピサロなど有名どころを押さえてて退屈しない趣向になってたのではないでしょうか?ただ照明が見づらく当たってる所が何箇所かあったのと、壁が濃い紫というのがちょっと・・・。でも1300円はお得。行って損は無し。ただし平日か閉館一時間前に。会場が狭いので混んでるとよく見れないかも知れません。

勢いで上野の「ロマノフ王朝展」もはしごしようと思ったのですが上野に着いたのが4時半ですでに受付終了。都立は閉まるのが早いなあ。

2003年05月22日(木)
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