2004年11月04日(木)
物欲の砦で書いて既得の墓入りを果たした初のケースかも。
にせ窓、ちょー快適。いやぁ、これ使えるじゃん。mactopiaのレポート読んでパフォーマンスに不安はあったけど、十分。
Vurtual PCは「通常版」というのをチョイス。Win2000は正規に箱買いしてあるから(焼死したマシン用だったのさ)。
いろいろ検索したけど、実際にこうやってguest OSを別買してのインストールレポートは皆無だったのでWindowsも持ってて単体でOS持ってて検討中の(Macユーザの)方のためにレポートもしてみる。
インストール: オフィスなんかと同じで、CDからぽんっとフォルダをコピー。 設定: ガイドに従ってぽこぽこボタンを押してゆくだけ。ただし、マニュアルの説明はあまり親切ではないので心細いかも。
1:とりあえずguest OSの種類を選択する場面で手持ちのOSを選択。んで、メモリをどれくらい割り当てるか設定。Win2000なので160MBぐらい割り当てた。たぶん、デスクトップ機でがっつりメモリ積んでるなら遠慮しないで割り当てたほうがよさそう。あと、作成した偽マシンに名前をつけてあげる。
2:guest OSのリストにさっきつけた名前が出てたら完成。うーん。あっけない。旧バージョンとはえらい違いだ。さてさて、実は旧バージョンと最大の差が次のステップにある。
3:旧バージョン(4以前ね)はこの通常版というのが「IBM DOS」のエミュレータだった。だからDOSは特に設定しなくてもいっしょにインストールされてたのね。ところが、現バージョンはBIOSまでしかエミューレートしないらしい。CDはサポートされているので今回はWindows2000からCDブートするから大丈夫だったが、他のOSだとフロッピーの起動ディスクを用意することになる。MacのCDドライブにWin2000のインストールディスクを入れてかちゃんとマウントされたらVurtual PCを起動。
4:偽マシンリストが出たら、さっき名前をつけたやつを選択して「起動」ボタンを押す。すると黒いウインドウが開いてWinユーザーにはおなじみのブート画面が出てくる。順調ならここでCDがきゅるきゅる読み込まれてブルースクリーンの青が広がってインストールの手順がはじまる。Windowsの再インストールとかやったことあれば何の造作もない手順だけど、純粋Mackerはマニュアルをちゃんと読んだほうが吉だろう。Macの再インストールみたいに親切じゃないよ。文字ばっかりで味気ないし。
5:順調じゃなければどうなるか、といえば真っ黒画面に「OSないぞー、いれれえぇぇ」というメッセージが英語で表示される。んで、Win98はSEでもこのダメダメ画面になって自動的にはインストールができない。setup.exeを実行してやるDOS環境がないことは3に述べたとおり。なので「起動ディスク」を読み込んでやらないといけない。このためにはフロッピードライブが必要になるので、最近のMacだけの環境だとちょっと大変。
Windows起動して目的のソフトも入れて、思ったよりさくさく動くので感動! こんなことならもっとはやく使えばよかった!
旧バージョンの「下準備のめんどくささ」がどうしてもネックになっていたけれど、驚きのお手軽さ。これは日々の圧力に対抗するにもうってつけだし、精神衛生上とってもよい。
そうはいっても、にせマシンなのでダメポイントも列記。
1:表示解像度が低い。設定の選択肢が少ない。割り当てたメモリに制限されるのかもしれない。 2:もちろん、のろのろ。ポインタがすぐ行方不明になる。OSインストール時のCPUスペックはMMX-PentiumIIクラスだった。 3:Officeとかの巨大アプリはダメだろう(Macで作業するから別にいらないけど)。 4:一応、というか念のため、のーとん先生のスピードディスクみたいないわゆる「デフラグ」はかけてからのほうが安心かも。旧バージョンでは推奨されていたはずで、新しいほうのマニュアルにはそんなこと書いてないかもしれない。 5:使えるな、というのはこの環境ではOS9だけ。OS-Xで使うならせめて1GオーバーのCPUと1Gオーバーのメモリを用意したいところ。 6:あと、試してないけど3Dゲームとかはダメらしい。
仕事に使うというならごっついMacがあってちょっぴりWindowsを使うって場合、へなちょこマシンを用意するよりいいかなー程度だと思います。OS込みのパッケージだと3万円ほどの価格だし、これならちょっとした現役マシンが買えてしまうからあまりお得感はないかも。
でもでもー、ノートでのプレゼンには威力を発揮するはずうぅっ。インパクトがあるんじゃないかと期待してるわけですよ。特にWinユーザばっかしの席では。
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