2003年07月05日(土) |
○阪神13-7ヤクルト 阪神甲子園球場 |
ついにチーム打率が3割に乗った。 1985年のそれを大きく上回るものだ。 繋ぎの野球は今日も健在。 というより走塁が素晴らしい。 二塁打で1塁走者が簡単に生還する。 レフト線へ落とした打球で1塁走者が迷い無く3進し、打者走者も2塁を陥れる。 正に抜け目のない野球だ。 極めつけは今岡のバントヒット。 二死満塁からの荒業だった。 しかも効果は覿面、ヤクルト守備陣を翻弄した。 今岡は続く5回にも強烈な技を披露した。 難しい球をカットし続けて、最後にまた難しい球をいとも簡単に中堅越えだから恐れ入る。 もう向かうところ敵無しだ。 攻め手が全く存在しない。
投げる方では久保田が圧巻だった。 140km/hを超えるスライダーが低めに決まれば、絶対に打てない。 デビュー当時は、高めに浮く球が目立つ等、ストライクとボールがはっきりしていたが、ここにきて外角低めにコントロールされるようになってきた。 これに150km/hの速球とくれば、鬼に金棒状態だ。 リガンも一発は食らったものの、なかなか面白い存在になりつつある。 安定した吉野と安藤を絡めて、中継ぎ陣は安泰である。 一月前とはえらい違いになってきたな。 これが優勝するチームの姿なんだなと改めて感じる。
これで2位とは14ゲーム差。 躊躇わず、声高らかに宣言しよう。 2003年度のセントラルリーグペナントレースは、我がタイガースが制すると。
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