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■ 『奇跡』の旅を。
最初の段階の自殺は回避されたらしい。
まだまだ油断できない状態らしいけど、
先生たちは、あたしが自殺したくなる事も
人を殺したくなる事も、前もって説明して
くれていたから、頑張れた。
先生たちは、いつもいつも、
「一緒に頑張りましょう。」
「いつでも応援してるからね」
と、励まし続けてくれている。
そして、
「どんな事でもいいから希望をもちなさい」
「やりたい事をやりなさい」
と、言われ続ける。
あたしが息をすることだけで精一杯なことを
知りつつも、先生たちは言い続ける。
あたしがどれほど危ない状態で生きているか、
先生たちは知っている。
だから、先生たちも命懸けであたしを守ろうと
励まし続ける。支え続ける。
あたしの命のともしびが消えないように、と…。
「あなたのイノチを守りたい」
と言われてあたしは号泣したっけ・・・。
だからね。
あたし、ヤイコのライヴ、行くわ。
あたしが１番したい事だから。
１人では動けないけど、
でも、きっと友達が傍に居てくれる。
きっとあたしに付き添ってくれる。
友達のスケジュールが過密なのは
知ってるけれど、それにあたしの
状態が旅行できるなんて程遠い状態に
あることは２人とも解っているけれど、
だから、今度のライブに行く旅は、
『奇跡』と名付けたいくらいだけれど、
だけど、行けるのよ。
友達のスケジュールは、きっとあたしに
合わせて上手くいくようになるし、
あたしは、どこでどんな発作を起こしても
大丈夫な、強さと勇気を内に秘めている。
東京に行けるように決まっているのよ。
そんなふうに決まっているあたしの運命。
土壇場で上手くいくあたしの人生。
2004年09月24日(金)
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