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2006年08月28日(月) ■ |
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きみは詐欺師 |
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おたがいの 言ってほしい言葉と会話に そのままだまされりゃいいものを ぼくもペテン師
急がず 隠すところは少なく 本当のことで周りを固め いまをむかしにすれば それで出来上がり 心臓さえだまらせれば それですべては本当のこと 顔にだすなんてありえない
あなたはそんなひとじゃないはず 私の人を見る目って確かだから
そうだね にっこり その通り それから少し驚いたように うなづいてる
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2006年08月21日(月) ■ |
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真夜中に集まる |
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自分の書いた文章さんや ひと言、ひと言さんたちが
深夜のファミレスで パフェやらビールやら 豚キムチどんぶり食べながら わたくしに関する 不満をこぼしていらっしゃる
才能ないねぇ〜、 どうしてあんなつまんないこと 書こうと思うかな〜、 あいつの使い方まちがってるし、 誰かはっきり言ってやらないと だめなんじゃないの?
演劇関係のひとたちなのか わいのやいのしてる人達がいたので
そんなつまんないことを想像して 鼻の奥が痛くなる
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2006年08月14日(月) ■ |
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冷凍庫の中のイノセンス |
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それは鮭
パックにはいった一切れの 定価150円(税込み の、半額シールの貼られた鮭
帰宅後に冷蔵庫にて発見された 豚肉に 主役の座をおろされて そのまま冷凍庫に 追いやられた一匹の鮭
こんど食べよう いつか食べよう 冷凍だからだいじょうぶ しなっとくたびれた半額シール
冷凍庫をあけるたびに ふっと愚痴をこぼすような まるでこちらのトビラまで ぱかっと開けてしまうような
それは一切れの鮭
けれど冷凍にした鮭など 私ははじめから 食べる気などなかったのではないか そんな素振りで自分だけ安心させて
やがて引越しの大掃除で あっけなくビニール袋に 投げられた 赤身がいくぶん薄く見えたそれは
鮭
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2006年08月07日(月) ■ |
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「寄り添い合いし秩序と無秩序の気配かな」 |
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りょーさんが2枚のMDをくれたことが 自分がそのときどんなのを聴きたかったか の良い道しるべになってくれたのだけれど
ところが終わりも句読点も休憩もあったもんじゃない ちょいとよさそうなのをつつくと あれよあれよと次に聴くべきものがでてくるでてくる
忙しいかな忙しいかな こまったもんですねぇ
ジャンルもうたがあるもないも プログレッシブも歌謡曲も関係なし いいなぁってのを聴いてると
あつくなんねん なんもいらなくなんねん がーって叫びたくなんねんよ 恥ずかしいけど生きてるってのが ひどくひどくなつかしくなんねんな
まとまらんでもえーよ おーい、おーい、うってこーい 胸のなかにたまって固まる ゴムの塊をうちぬいてくれりゃ
がーっ
(タイトルは灰野敬二氏のアルバムのタイトルから)
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